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住宅ローンおすすめランキングTOP11|比較ポイントや基礎知識も徹底解説

不動産購入
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住宅ローンは種類が多様なうえに、提供する金融機関も数多く存在します。いざ住宅ローンを組んで家を購入しようと思っても「どの金融機関を選んだらいいのかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。

住宅ローンは金融機関によって金利形態やサービスが異なるため、自分のライフスタイルや手持ち金なども考慮して、無理のない返済計画を立てることが求められます。

本記事では、住宅ローンを組むのにおすすめの金融機関をランキング形式で紹介しているほか、住宅ローンを比較する際に留意したい重要なポイントなどわかりやすく解説します。その他、住宅ローンについての基礎知識Q&Aなども取り上げるので、これから融資を検討している人や、借り換えを悩んでいる人もぜひ参考にしてください。

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自分に合う住宅ローンを選ぶための下準備

人気の住宅ローンを比較する前に、まず最適な住宅ローンを選ぶための下準備が必要です。自分の条件にぴったりなローンプランを見極めるには、次のような手順で”自分の条件”の洗い出しを進めましょう。

①ライフスタイルを考える

住宅ローンを比較するとき、どうしても金利形態や総返済額の安さが気になってしまいますが、実は利便性がなにより重要です。

例えば、ネット銀行は店舗がなくATMも利用制限がある場合が多いです。そのため、キャッシュレス派やネット上ですべて手続きを済ませたい人にはおすすめですが、現金派や窓口相談を利用したい人は地方銀行やメガバンクを選ぶべきでしょう。

またすでに利用している金融機関がある場合は、同じ機関で取引をまとめることで契約者限定特典など受けられる可能性もあります。自身のライフスタイルを見直すことで、自分が求める条件をより多くクリアしている金融機関を見つけ出すきっかけになります。

②リスクの許容範囲を決める

住宅ローンには、商品ごとに金利形態や返済期間がさまざまありますが、いずれにしてもメリット・デメリットは生じるため、自身がどこまでリスクを許容できるのかを考えておく必要があります。

金利変動のリスクを承知のうえで少しでも金利を抑えた返済プランを優先するのか、多少金利は高くても固定金利の安定感を優先するのか、リスク管理について家族ともよく話し合って判断しましょう。

金利は市場の動向により常に変動しているため、いつ、どの商品を選ぶのが正解ということはありません。将来的な借り換えも視野に入れて検討していくことも重要です。

③複数のローンプランを比較する

自身のライフスタイルやリスクの許容範囲がわかってきたら、自分にぴったりの住宅ローンを見極めることはもう難しくありません。

あとは住宅ローンの比較サイトなどで複数の商品を比較して絞り込んでいきましょう。金利形態や返済期間だけでなく、諸費用や付随サービスの充実さも重要な比較要素です。住宅ローンの比較ポイントについては後半で詳しく解説します。

家づくりの住宅ローン相談なら「HOME’S住まいの窓口」がおすすめ

家づくり・住まい選びで悩んでいるならHOME’S 住まいの窓口に相談するのがおすすめです。HOME’S 住まいの窓口がおすすめな理由を以下にまとめています。

  • 家づくりの進め方のアドバイスや、自分に合う建築会社・不動産会社を紹介してもらえる
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  • 住宅ローンや費用に関しても相談可能。ファイナンシャルプランナーの無料紹介も
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※LIFULL HOME'S 住まいの窓口来場者(390組)を対象とした調査(集計期間:2019年4月~2020年3月)より

住宅ローンおすすめランキングTOP11

ここからは、2022年9月時点での住宅ローンを提供するおすすめ金融機関を11社紹介します。取り上げるサービスはいずれも多くの比較サイトにて上位をキープしている人気の金融期間です。

順位 金融機関名 金利(変動金利) 事務手数料 実店舗の有無 特徴
1 auじぶん銀行 0.289%〜 借入額の2.20% なし auのサービスを併用することで0.1%の金利優遇あり
2 住信SBIネット銀行 0.440%〜 借入額の2.20% なし 三井住友信託銀行との取引で金利優遇あり
3 paypay銀行  0.380%〜 借入金額×2.20%  なし  業界トップクラスの低金利でキャッシュフローもスマート
4 みずほ銀行 0.375%〜 借入金額×2.20%+33,000円 あり 借入後も随時返済額の調整相談が可能
5 三菱UFJ銀行 0.475%〜 借入金額×2.20% なし  70歳未満まで契約可能
6 ソニー銀行 0.397%〜 借入金額×2.20%  なし 自己資金を10%以上用意すると優遇金利適用
7 新生銀行 0.450%〜 借入金額×2.20% なし 要介護認定を受けても安心の保障内容
8 SBIマネープラザ 0.390%〜 借入額の2.20% あり ネット銀行ならではの低金利なのに実店舗もある
9 りそな銀行 0.470%〜 借入金額×2.20%+33,000円 あり 団信や三大疾病特約セットで優遇
10 イオン銀行 0.520%〜 借入金額×2.20% あり イオングループでの買い物が5%オフ
11 三井住友銀行 0.475%〜 借入額の2.20% なし 自然災害や8大疾病への保障もあり

※2022年9月調べ

それぞれの特徴や借り入れ条件については、以下で詳しく解説していきます。

1位:auじぶん銀行

auじぶん銀行はネット銀行で、普段の入出金や振り込みなどの取引をすべてオンラインでおこなうことができるサービスが魅力です。

固定金利も変動金利もネット銀行ならではの低金利で、変動金利ならば0.289%〜、さらにau金利優遇割が適用されると最大0.1%引き下げされる特典もあります。保証料や繰り上げ返済手数料の一部、団体信用生命保険料などの費用は無料となる点も見逃せません。

融資条件
融資可能額 500万〜2億円
年齢条件 契約時20〜65歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 安定かつ継続的な収入があること
  • 日本国籍または永住許可を受けていること
  • 銀行指定の団体信用生命保険に加入すること
  • 銀行が定める借り入れ条件に該当すること
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

2位:住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行では、ネット銀行専用の住宅ローンを提供しています。住宅ローンの契約自体は、三井住友信託銀行とおこなうことになります。金利は変動金利の新規借り入れで0.440%、借り換えの場合は0.428%となっています。契約時や繰り上げ返済時の諸費用もかかりません。

全疾病保障や、WEBで簡単に申し込みができてスムーズといったメリットもあります。また三井住友信託銀行で所定の取引をおこなうと、さらに金利が優遇される制度もあります。

融資条件
融資可能額 500万〜1億円
年齢条件 契約時20〜65歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 安定かつ継続した収入があること
  • 三井住友信託銀行指定の団体信用生命保険に加入すること
  • 日本国内に住んでいる、または永住許可を取得していること
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

3位:paypay銀行

paypay銀行の住宅ローンは変動金利が0.380%、10年固定金利0.780%と、業界最低水準の金利体制です。審査に必要な書類はすべてスマートフォンから提出可能で、事前審査申し込みから契約まですべてネット上で完了します。

保証料や返済口座への入金手数料、印紙代、一部繰上手数料は無料で、団体信用生命保険も上乗せ金利なしで利用できるプランもあります。

融資条件
融資可能額 500万〜2億円
年齢条件 契約時20〜65歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 前年度年収が200万円以上であること
  • 日本国籍または日本の永住許可を受けている外国籍であること
  • 指定の団体信用生命保険に加入すること
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

4位:みずほ銀行

4位はみずほ銀行のネット住宅ローンです。変動金利は0.375%、全期間固定金利タイプなら1.230%というプランがあります。

みずほ銀行の大きな強みとしては、実店舗が全国にあり、店舗でもネットでも気軽に相談できることや、ATMの時間外手数料が無料となる点にあるでしょう。また借入後も必要に応じて一時的に返済額を調整できたり、がん・脳卒中・心筋梗塞等リスクだけでなく災害への備えも充実していたりと、長期的な返済計画が立てやすい豊富なプランを取り扱っています。

融資条件
融資可能額 〜1億円
年齢条件 契約時20〜65歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 日本国籍または日本の永住許可を受けている外国籍であること
  • 指定の団体信用生命保険に加入すること
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

5位:三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行の住宅ローンは、申し込みから取引までネットでおこなうことができます。大手金融機関が提供するネット専用住宅ローンなので安心です。金利は変動金利で0.475%で契約次の年齢は70歳未満までと年齢制限に余裕があります。保証料などの初期費用は不要で、団体信用生命保険への加入は義務づけられていますが、保険料は必要ありません。

給与振り込みに三菱UFJ銀行を利用する必要があるなど利用者が限られる条件もありますが、将来リフォームローンを利用すると金利が0.5%優遇されるといった優遇も多数あるため、利用には多くのメリットがあるでしょう。

融資条件
融資可能額 500万〜1億円
年齢条件 契約時20〜70歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 団体信用生命保険に加入すること
  • 同一勤務先に1年以上勤務、三菱UFJ銀行の給与振り込みを利用していること
  • スーパー普通預金および三菱UFJダイレクトを利用中、または今後利用すること
  • 日本国籍または永住許可を受けていること
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

6位:ソニー銀行

ソニー銀行の住宅ローンは、自己資金を10%以上用意した場合の変動金利制で0.397%です。固定金利も0.800%〜と1%を切る低金利が魅力です。諸費用がかからないため、初期費用を含めたコストを抑えることができます。

団体信用生命保険の内容も手厚く、がん診断確定時に残債100%+100万円保障となる「がん団信100」(上乗せ金利0.1%)と、5割保障の「がん団信50」(上乗せ金利なし)を選べるのが特徴です。

オンライン相談サービスが設けられており、住宅ローンを契約すると優遇プログラム「Club S」のランクが上がったり、Sony Bank WALLETを国内のVisa加盟店で使うと、最低でも1%のキャッシュバックがあったりするなど、お得なサービスも充実しています。

融資条件
融資可能額 500万〜2億円
年齢条件 契約時20〜65歳未満、完済時85歳未満
その他条件
  • 前年度の年収が400万円以上あること
  • 指定の団体信用生命保険に加入すること
  • 日本国籍または永住権があること
  • 購入物件に第一順位の抵当権を設定すること
  • その他要問い合わせ

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7位:新生銀行

新生銀行の住宅ローンは、変動金利0.45%または0.65%の2タイプから選べます。他にも、1%からの当初固定金利や、スタートは1.50%で31年目から0.75%に下がるステップダウン金利プランなどもあり、選択肢が豊富です。

いずれのタイプであっても保証料や繰り上げ返済手数料、ATM出金手数料などの諸費用が無料で利用しやすいサービスです。

また、団体信用生命保険やハウスクリーニング費用など、選べる安心サービスによって事務手数料が異なることも特徴的です。保険は要介護3以上になったときも使えるため、いざというときにも備えることができます。

融資条件
融資可能額 500万〜1億円
年齢条件 契約時20〜65歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 団体信用生命保険加入資格を有すること
  • 勤続年数2年以上かつ前年度税込み年収が300万円以上の正社員、または契約社員であること
  • 自営業の場合は、業歴2年以上かつ2年平均300万円以上の所得があること
  • 日本国籍を持つか永住許可を有する、または配偶者が日本国籍や永住許可を持ち連帯保証人になること
  • 新生銀行所定の審査条件を満たすこと
  • その他要問い合わせ

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8位:SBIマネープラザ

SBIマネープラザが提供するミスター住宅ローンREALは、対面相談を積極的におこなっているため、初めて住宅ローンを利用する人や、借り換えで困っている人におすすめの住宅ローンです。

変動金利は0.390%、10年当初固定なら0.940%で、全疾病保障付きの団体信用生命保険でも金利の上乗せがなく利用しやすいこともメリットでしょう。また保証料や繰り上げ返済手数料、口座の資金移動も無料で利用しやすいです。借り入れ条件は次の通りです。

実店舗があり、対面で融資の無料相談をおこなうことができるので、住宅ローンに関して疑問や不安がある場合にも、利用する価値があるでしょう。

融資条件
融資可能額 500万〜2億円
年齢条件 要問い合わせ
その他条件
  • 所定の審査条件を満たすこと
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

9位:りそな銀行

りそな銀行の住宅ローンは、変動金利が0.470%〜、10年固定金利では0.845%〜と、こちらも1%を切る低水準金利プランを提案しています。

公式サイトでは30秒でシミュレーションができる試算ツールや、事前審査の申し込みがWEBで完結できるシステムを導入し、契約までがスムーズな点も見所です。また借入時40歳未満で「団信革命」または「三大疾病特約」をセットにすると年0.05%の金利優遇が受けられます。実店舗で無料相談ができる点も大きなメリットの一つでしょう。

融資条件
融資可能額 〜1億円
年齢条件 契約時50歳未満
その他条件
  • 日本国内居住であること
  • 永住許可を受けている、または特別永住者であること
  • 携帯電話番号を持っていること
  • 悪性新生物(がん)に罹患したことがないこと
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

10位:イオン銀行

イオン銀行の住宅ローンはWEBでも店舗でも受付可能です。新規の借入であれば変動金利は0.52%〜、当初10年固定は0.93%〜、その他返済期間20年以上の長期固定プランなどもあります。

金利変更の手数料0円や手厚い保障内容も魅力的ですが、他社にはないイオン銀行の大きな特徴としては、イオングループでのショッピングが毎日5%オフになるという点。また365日年中無休でイオン銀行店舗での相談が可能であるなど、多様なライフスタイルに対応できる利便性も兼ね備えています。

融資条件
融資可能額 200万〜1億円
年齢条件 契約時18〜71歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 所定の団体信用生命保険に加入すること
  • 安定かつ継続した収入の見込めること
  • 給与所得者は 6 カ月以上勤務していること。会社経営者および個人事業主の場合は事業開始後3年を経過していること
  • 給与所得者および会社経営者の方は前年度年収100万円以上、個人事業主は前年度所得が100万円以上であること(※会社役員および経営者親族従業員の方の場合、会社経営者に準じる場合があり)
  • 日本国籍を有する、または永住許可を受けていること
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

11位:三井住友銀行

三井住友銀行のWEB専用住宅ローンは、変動金利で0.475%〜の金利で利用することができます。保証料や団体信用生命保険の保険料は無料で、融資が受けやすいサービスです。借り入れの審査はアプリで簡単におこなうことができます。

借入は500万円からと制限されることが多いですが、三井住友銀行の住宅ローンは100万円から融資が可能なので、幅広く利用することができます。また金利を上乗せすることで、自然災害や8大疾病への保障をつけることも可能です。

融資条件
融資可能額 100万〜1億円
年齢条件 契約時20〜70歳未満、完済時80歳未満
その他条件
  • 銀行指定の団体信用生命保険に加入すること
  • 銀行指定の保証会社の保証条件を満たすこと
  • その他要問い合わせ

公式サイトはこちら

全期間固定・フラット35のおすすめ6選

次に、全期間固定金利とフラット35の商品を提供している人気の金融機関を6社紹介します。各社のプランの概要も見ていきましょう。

住信SBIネット銀行

プラン名 フラット35(保障型)
適用金利 1.07%
返済期間 15〜35年
保険料 無料
事務手数料 借入金額の2.2%

ARUHI

プラン名 スーパーフラット
適用金利 0.780%
返済期間 15〜35年
保険料 無料
事務手数料 借入金額×2.20% ※WEB申し込みなら1.1%

りそな銀行

プラン名 超長期固定金利型
適用金利 1.095%〜
返済期間 30〜35年
保険料 無料
事務手数料 借入金額×2.20%+33,000円

みずほ銀行

プラン名 全期間固定
適用金利 1.23%
返済期間 31〜35年
保険料 無料
事務手数料 借入金額×2.20%+33,000円

三菱UFJ銀行

プラン名 ずーっと固定金利コース
適用金利 1.47%
返済期間 31〜35年
保険料 無料
事務手数料 借入金額×2.20%

家づくりの住宅ローン相談なら「HOME’S住まいの窓口」がおすすめ

家づくり・住まい選びで悩んでいるならHOME’S 住まいの窓口に相談するのがおすすめです。HOME’S 住まいの窓口がおすすめな理由を以下にまとめています。

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※LIFULL HOME'S 住まいの窓口来場者(390組)を対象とした調査(集計期間:2019年4月~2020年3月)より

住宅ローンの6つの比較ポイント

住宅ローンの仕組みは金融機関によっても異なる多様なサービスです。数ある金融機関や住宅ローンの中から自分に適したものを選ぶためには、次の6つの観点から比較して検討しましょう。

店舗の有無

前半で説明した通り、実店舗があるかどうかは非常に重要な比較要素です。住宅ローンを組むということは、その金融機関と10年単位で付き合っていくことになるため、利便性や効率を十分熟慮しましょう。

自社ATMや店舗を構えている地方銀行やメガバンクなら、現金派や窓口相談がしたい人も安心です。またマイカーローンや教育ローンなど、ほかにも検討しているローンがあるならば、サービスが充実した大手金融機関でまとめて契約するほうがお得になる可能性もあります。

一方ネット銀行の最大の魅力は実店舗を設けていないぶん金利が低く設定されていることでしょう。オンライン上ですべての手続きが完結するため、少しでも返済費用を抑えたい人やスマートな手続きを好む人はネット銀行が適しています。

金利形態

2つ目に重要な比較ポイントは、どの金利形態がもっとも自分の返済プランに適しているのかです。金利形態には「変動金利」「当初固定金利」「全期間固定金利」の3タイプありますが、それぞれにメリットやデメリットがあるため、よく吟味してシミュレーションしてみましょう。

各金利形態の特徴や、どのような人におすすめなのかまとめたので参考にしてください。

金利形態 特徴・おすすめの人
変動金利 低金利政策がおこなわれている現在は金利が低く利用しやすいが、将来金利が上がることを見越して選ぶ必要がある。
将来収入が上がるか支出が減る可能性がある人、金利の上昇に備えて貯蓄ができる人におすすめ。
当初固定金利 最初の数年は固定金利で、期間終了後は再度期間を設定して固定金利を設定するか変動金利に切り替えるかを選ぶことができる。
金利は期間が長いほど高くなり、金融機関によっても設定できる期間は異なる。
今後の生活で収入が上がるか、支出が減少する時期が明確な人はメリットを得やすい。
全期間固定金利 完済までの月々の返済額が決定するため、返済計画を明確に立てたい、月々の支払いを安定させたい人におすすめ。
ただし変動金利よりも金利が高く設定されていることが多いため、初期費用や返済総額を抑えたい場合は注意。

事務手数料

住宅ローンの契約時にかかる事務手数料も念頭に入れておくべき項目です。事務手数料の金額は「定率型」と「定額型」のどちらかで算出されます。定率型は、借入金額に対して一定の料率を掛けた金額を支払う方法で、定額型は借入金額にかかわらず決められた金額を支払う方法です。

定率型のほうが金利が低く設定されていることが多いため、返済期間が長期になる場合や借入金額が大きい場合におすすめです。対する定額型は、定率型よりも事務手数料を安くできるため、短期間の返済プランや初期費用を抑えたい場合に検討するとよいでしょう。

審査スピード

住宅ローンでは、「事前審査」「本審査」の2段階審査を受けることが必要で、審査のスピードは金融機関によって異なります。一般的な民間銀行などであれば事前審査で1週間、本審査で2〜3週間要する場合が多く、申請書の不備などあればさらに時間がかかることもあるため、早急に資金が必要な人は特に注意しておきましょう。

ネット銀行では、申請から事前審査の結果が届くまで即日〜3日というスピーディなものもあります。どのタイミングで融資を受けるのが最適なのかを逆算して金融機関を選ぶとよいでしょう。

サービス内容

金融機関によって、契約者限定のサービスや特典受けられることがあります。例えば、同グループ会社のサービスが優待料金で利用できたり、ATMの時間外手数料が無料になったりと、自身が普段利用するテリトリーに活用できそうな特典があれば、よりメリットも大きくなるでしょう。

住宅ローンを比較する際には、ぜひ特典や付随サービスなど事前にチェックしておくことをおすすめします。

総返済額

金利や事務手数料のほかに、保証料・保険料や印紙税などのさまざまな諸費用を含めて総返済額がどれほどになるかを最後にチェックしましょう。

本記事で紹介した金融機関のなかには、金利が高い代わりに事務手数料が安かったり、保証料や印紙税が無料となる特典があったりと、金利だけでは判断しにくいメリットが多数あります。

特に住宅ローンでは「団体信用生命保険(※1)」への加入が必須ですが、加入には金利の上乗せが必要か、また追加で必要な保障はあるかなどによって総返済額が大きく変わってきます。毎月の返済額だけでなく、諸費用を含めた総返済額までシミュレーションし、複数の商品を比較することが大切です。

注)
1.契約者が死亡した場合にローン残債の返済を免除する保険。保険の種類によってはけがや病気に対しての保障や、何らかの理由で就業できなくなった場合に返済を免除する保障など金融機関によって保障内容が異なる。

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住宅ローンの基礎知識

そもそも住宅ローンとは、居住用の家・土地を購入する際やリフォームする際に利用する融資のことで、提供する金融機関によって内容が異なります。住宅ローンを利用する前に、住宅ローンの基礎知識を身につけておきましょう。ここでは金利の種類や審査項目、無理のない返済比率を中心に解説します。

住宅ローンの金利形態と特徴

住宅ローンには変動金利」「当初固定金利」「全期間固定金利」の3つの金利タイプがあります。それぞれメリットやデメリットがあるため、自分の状況に適したタイプを選択する必要があるでしょう。

金利タイプ 特徴
変動金利型
  • 半年ごとに金利を見直す
  • 市場金利が安くなれば返済額も下がる
  • 返済額が安定しないため計画が立てづらい
当初固定金利
  • 最初の一定期間は固定金利が適用され、その後は固定金利を選択するか変動金利に切り替える
  • 市場金利が安いときに変動金利を利用するとメリットが大きい
  • 返済額が安定しないため計画が立てづらい
全期間固定金利
  • 借入時に完済までの金利が決定する
  • 返済額が一定になるため計画が立てやすい
  • 市場金利が下がっても返済額は変わらない

同じ金利形態でも、選べる固定期間年数や仕組みが金融機関によって異なります。

住宅ローンで審査される項目

住宅ローンを利用するためには、金融機関による審査を通過する必要がありますが、主な審査項目は次の通りです。

  • 完済時年齢
  • 健康状態
  • 担保とする不動産の評価
  • 借入時の年齢
  • 年収
  • 勤続年数
  • 勤務先の事業内容や規模
  • 借り入れ申込金額や頭金
  • 返済負担率

借入先によって判断基準は異なるため、1つの金融機関の審査に通らなかったからといって、すべての金融機関に融資を断られるというわけではありません。

住宅ローンの返済比率

住宅ローンの重要な要素として返済比率があげられます。返済比率は返済負担率とも呼ばれ、金融機関の審査項目として見られることもあります。返済比率を求める式は次の通りです。

返済比率(%)=年間の総返済額÷額面年収×100

返済比率が20%程度であれば、無理のない返済が期待できるといわれています。

家とお金のプロに聞いた!住宅ローンの賢い選び方

★本記事のインタビューご協力者

監修者 宮里恵

ファイナンシャルプランナー(M・Mプランニング)
宮里 恵さん


保育士、営業事務の仕事を経て、ファイナンシャルプランナーに。 独身、子育て世代から定年後の方まで相談を受けて、17年目になります。 主婦FPとして、等身大の目線でのアドバイスが好評です。 個別相談を主に、マネーセミナーも定期的に行っているほか、お金の専門家として、テレビ取材なども受けています。 人生100年時代の今、将来のための自助努力、今からできることを一緒に考えていきましょう。

編集部では、お金の専門家として日々活躍する現役FPに直接オンラインインタビューをおこない、住宅ローンの比較ポイントや注意点について詳しくうかがいました。

住宅ローンや金融機関を選ぶポイントは?

監修者 宮里恵
宮里さん

少しでも安い金利の金融機関であることや、毎月の引き落としなどがしやすい(給与が入る、または給与天引きがある)金融機関であるかといった点を軸に探すと良いと思います。

ネット銀行を選ぶメリット・デメリットは?

監修者 宮里恵
宮里さん

どちらかといえば、ネット銀行の方が金利が安い傾向です。実店舗を設置するコストや人件費が要らないぶん、低金利を可能にしているところがあるのでしょうね。

 

また時間に縛られずに自分のペースで手続きを進められるという点もメリットの一つです。

 

デメリットとしては、店舗がないため気軽に相談できないことですね。

窓口で質問したりアドバイスが欲しい場合は、地方銀行や最寄りの証券会社を利用するほうが安心かもしれません。

監修者 宮里恵
宮里さん

ただ、住宅ローンは最初の設定さえしてしまえばあとは返済するだけなので、店舗がないことでそこまで不便を感じる人は少ないように思います。

 

最近では、ご自身で探したネット銀行のシミュレーションを持って相談にこられる人も増えましたよ。

編集部
編集部

ネット銀行ではどの程度金利が安くなるか具体的なイメージはありますか?

監修者 宮里恵
宮里さん

すべての金融機関がそうとは限りませんが、楽天銀行やauじぶん銀行などの有人店舗をまったく設置していない銀行では0.3〜0.5%ほど安いところはあるようです。

他に借り入れがあっても住宅ローンを組むことは可能?

監修者 宮里恵
宮里さん

借り入れはあっても住宅ローンは組めますが、年収に対して借入金が決まっているので、他に借入金があればそのぶん住宅ローンの融資枠が少なくなります。

編集部
編集部

年収に対する借入可能金額は、どのようにして決まるのですか?

監修者 宮里恵
宮里さん

フラット35の公式サイトで、年間の合計返済額の割合を以下のように定めています。

他のローンの返済額+住宅ローンの返済額が以下の基準以内に収まるようにしなければなりません。

年収 400万円未満 400万円以上
基準 年収の30%以下 年収の35%以下

各金融機関はこちらの数値を参考に限度額を定めているので、借りられる額を計算する際の大きな目安にはなると思います。

監修者 宮里恵
宮里さん

ただし、借りられる額と返せる額は違うので、年収に対して20〜25%以下にとどめられれば、より無理のない返済プランが立てられるのではと思います。

フラット35が向いている・向いていないケースは?

監修者 宮里恵
宮里さん

フラット35は金利がずっと変わらないぶん突発的な金利変動に影響される心配はありませんが、変動金利に比べて金利はやや高めです。

 

途中で繰り上げ返済などができ、そんなに長く借入をしないつもりの人は変動金利のほうが向いているかもしれません。

★編集部コメント

住宅ローンを選ぶ際、金利は大きな比較ポイントですが、実店舗を設けていないネット銀行ならばより安い金利設定がされていることもあるようです。

 

現在では24時間WEBから申し込める金融機関も多く、フラット35が定める年収に対する借入金額の割合を基準に自身で借入額を計算することもできます。

 

しかし、借りられる額=返せる額ではありません。将来のライフスタイルの変更や急な事故などに備えて無理のない返済計画が必要です。

少しでも不安がある場合は実店舗を持つ金融機関やFPなどに相談のうえ、最適なプランニングをしましょう。

 

住宅ローンの申し込みに関するよくある疑問

最後に住宅ローンを申し込む前に、確認しておきたいよくある疑問とその答えをまとめました。ここまでで解決しきれてない懸念点はないか改めてチェックし、スムーズな手続きを目指しましょう。

住宅ローン申し込みのベストなタイミングは?

住宅ローンの申し込みは、購入したい不動産の金額がわかった時点でおこなうのがベストです。新築の場合は、先に施工業者に見積もりを出してもらいましょう。

融資を受けるためには事前審査本審査の2回の審査を経なくてはならないため、売買契約や工事請負契約などと同時進行となるのが一般的です。審査に必要な書類などは不動産会社やFPなどの専門家に都度案内を受けながら準備していくと安心です。

フラット35ってなに?

フラット35とは、全国の民間金融機関が住宅金融支援機構(※1)という公的機関と提携して扱う全期間固定金利型の住宅ローンです。返済期間が最長35年と長く、保証料や繰上げ返済手数料は不要です。

一般の銀行などが扱う固定金利型と違う点で、以下のメリットがあります。

  • 出資元が公的機関なので倒産リスクがなく安心
  • 民間の金融機関よりも審査が通りやすい

フラット35の最大の魅力は審査基準が比較的低い点にあるでしょう。そのため、収入が不安定と見られがちな個人事業主や正規雇用でない人でも比較的利用しやすくなっています。

また、フラット35と併せて検討したいのがフラット35Sです。フラット35Sとは、省エネ・耐震性を備えた質の高い長期優良住宅を取得する際、フラット35の借入金利を一定期間引き下げることができる制度をいいます。

注)
1.国土交通省住宅局と財務省大臣官房政策金融課が所管する、住宅金融公庫の業務を継承した独立行政法人。

返済中に追加で融資は受けられるの?

住宅ローンは、購入する物件の金額に対しておこなう融資であるため、基本的に追加融資を受けることはできません法的に認められていないわけではないため、金融機関の窓口などで交渉することは可能です。ただし審査を再度受ける必要があるので、ハードルの高い交渉といえます。

どうしても追加で融資を依頼したいなら、金融機関の借り換えをおこなうことが考えられるでしょう。借り換える際に必要な融資額を追加して申し込むことで、融資が受けられるかもしれません。しかし審査条件が厳しくなり、融資額を増やすことで、借り換え特典が適用されないこともあるため気を付けましょう。

リフォームを目的とした追加融資の場合は、リフォームローンを利用しましょう。リフォームローンは、住宅ローンの返済中であっても審査が下りる可能性が高いです。

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住宅ローンはブラックリストに載ると組めないの?

「ブラックリストに載る」とは、個人信用情報に傷がついている状況を指します。個人信用情報は、クレジットカードの履歴やキャッシング履歴などの情報が載ったもので、何度もローンを利用したり滞納したりすると、住宅ローンの審査に影響が出るといわれています。

しかしブラックリストに載ってしまっても、それだけで審査が判断されるわけではありません。住宅ローンは年収や健康状態など、さまざまな情報を総合的に見て審査するため「ブラックリストに載ったら住宅ローンを組めない」というわけではありません。

また個人信用情報の傷は内容によって、掲載期間が数か月から10年程度と定められているため、その期間を過ぎれば問題なく住宅ローンを組むことができます。

住宅ローンはアルバイトでも組めるの?

アルバイトやパートで収入を得ている場合は、安定した収入があると認められず、一般的な金融機関では住宅ローンを組むことはできません。しかし正社員でなくても、契約社員や派遣社員であれば審査に通る可能性はあります。

ただしアルバイトの収入で住宅ローンを組みたいなら、金融機関やローンの種類を選んで審査を受ける必要があるでしょう。公的機関が出資するフラット35などの審査が易しい住宅ローンであれば、アルバイトやパートでも安定して収入を得ている場合や、ある程度の貯蓄がある場合などは十分住宅ローンを組めるでしょう。

まとめ

住宅ローンは、無理のない返済計画を立てて利用することが大前提です。審査に通ったとしても、毎月の返済がうまくいかずに滞納してしまっては、家を失うことにもなりかねません。毎月の返済額を少しでも減らすために、金利が低い住宅ローンを提供している金融機関を選ぶことも大切です。

また金利の低さに加えて、保証料や繰り上げ返済手数料の有無も重要なポイントです。せっかく金利を抑えることができても、諸費用が大きくなってしまうとトータルの支出も増えてしまいます。住宅ローンを利用するなら金利はもちろん、他の費用やサービス内容も比較して総合的に判断しましょう。

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https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
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