• 「それを怜蚎する前に、こっちも怜蚎しなきゃいけないんじゃないですか?」
  • 「そもそもこんな䌚議を開いおどんな意味があるんだ??」
  • 「この䌚議はもう終わりだろ? ちょっず早いけど倱瀌させおもらうよ」

胜倩気な発蚀をする郚䞋や、䌚議をひっくり返すような䞊叞の発蚀によっお、䌚議が迷走するこずはたたある。発蚀者が郚䞋ならば、無芖するか埌で叱ればよいが、それが䞊叞だずなかなかそうもいかない。たしおや、それが顧客の発蚀だったらなおさらである。無芖するこずもできず、受け止めるしかない。心の䞭で「勘匁しおくれよ 」ず呟きながら。

本曞はアビヌム コンサルティングで戊略系のコンサルティングを手がけおきた珟圹コンサルタントが曞いた本である。コンサルタントは基本的に顧客ずの察話が仕事ずなるため、䌚議は日垞的な仕事で、本曞はそんな日垞の䞭で磚かれおきたノりハりがわかりやすい䟋ずずもに蚘されおいる。

筆者もコンサルタント業界に身を眮いおいるが、私の芋る限り、顧客の信頌を埗おいる「良いコンサルタント」ほど、䌚議の仕切り方も芋事である。コンサルタントは顧客ずの察話の䞭で解を芋぀け、合意を埗お課題解決を進めおいく。䌚議の仕切りがうたければそれだけ解を芋぀けるのも早くなり、顧客の信頌も埗やすくなるのである。したがっお、コンサルタントは仕事をうたく進めるために䌚議に现心の泚意を払うこずになり、準備に時間をかけるこずになる。私の先茩の䞭には「準備が8割、本番は2割」ずおっしゃる方もいる。冒頭のような発蚀によっお、䌚議が台なしにならないようにするためである。

䌚議を開催するにあたっおずくに倧切なのが、その䌚議を「䜕のために」開催するのかを明確にするこずである。本曞でも「技術01 ゎヌルはなに?」ずしお、真っ先に挙げられおいる。䌚議の目的が「明確にされおいない出垭者党䜓に呚知されおいない」状態で䌚議が始たるず、出垭者の考えがバラバラになっおしたい、思うように進めるこずができなくなっおしたう。たた、䌚議の最䞭に刀断が必芁になった堎合に、目的に沿った刀断ができなくなる。

さらに、䌚議がどのように進んでいくのかを明瀺するこずも倧切である。もし、あなたがある本を読むこずになったずしお、1枚を読むず次の1枚が手枡され、それを読むずたた次を  ずいう圢匏で読むこずになったずしたら、「いったいこの埌、どれだけあるんだ?」ず、あなたは倧倉なストレスを感じるこずだろう。䌚議も同じである。終わりの時間が瀺されおいたずしおも、どういう段取りで進んでいくかを知らなければ、その䌚議で決めるべき項目のうち䜕割が決たっおいお、時間が䜙っおいるのか、足りないのかがわからない。それがわからないず、詳现に発蚀できるのか、短く簡朔に述べた方が良いのかを出垭者は刀断できず、䌚議の進行はチグハグになっおしたう。その結果、結論が出せなかった議事ず、すっきりずしないモダモダ感が出垭者に残っおしたう。出垭者のモダモダ感は柱(オリ)のように心に残っおしたい、のちのちたで圱響を及がす。したがっお、その埌の仕事を円滑に進めるためにも、毎回の䌚議では議事を残さないようにするこずが倧切なのだ。

本曞はそういった䌚議を進める䞊でのポむントが、「7぀の心埗」ず「11の技術」ずしおうたくたずめられおおり、ハりツヌ本ずしお掻甚しやすい内容になっおいる。

カバヌに䜿われおいる䞭村淳叞氏のむラストは、本文でも「論点くん」「埅ったくん」などのキャラで登堎する

ただし、泚意が必芁な点もある。本曞で瀺されおいる重芁なポむントは事䟋の䞭で説明されおいるのだが、その事䟋が家族䌚議であるため、ビゞネスでの䌚議ずは若干、趣が違っおいる。おそらく著者は読者に芪しみを持たせるために、そのような事䟋を挙げたのだろうが、家族䌚議ず䌚瀟でのビゞネスずしお䌚議では、議事の重さも緊迫感も違うため、たさに䌚議で困っおいる読者が自分自身のケヌスずしおむメヌゞするのには、もう1段階、想像を膚らたせる必芁がある。せっかく著者はコンサルタント業界に身を眮いおさたざたな䌚議を経隓しおきおいるのだから、読者局ずなるビゞネスパヌ゜ンがもう少しむメヌゞしやすい䌚議の実䟋を瀺しおいれば、ず思う。

ずは蚀え、面癜くお参考になる本である。管理職ずしお掻躍しおいるビゞネスパヌ゜ンにずっおは、これたでに蓄積しおきたスキルを補完するのに本曞が参考になるだろうし、若手ぞの教育ずしおも䜿うこずができるだろう。若手にずっおは、どういったポむントを抌さえおいるず䌚議がうたく進み、どこを倖すずうたくない結果になっおしたうのかずいう先茩の技を勉匷する参考ずしお本曞を掻甚できるだろう。筆者もこれから、本曞に蚘茉されおいる内容は実践しおみる぀もりである。

もし、ここたで読んで、実際にこの本の効果を確かめたくなったらどうすればよいか? ぜひ、筆者ずお仕事をご䞀緒する機䌚を蚭けおほしい。䌚議の私の身の振り方を芋れば、良くも悪くもこの本に効果があるかないか䞀目瞭然のはずだろうから。

1回の䌚議・打ち合わせで必ず結論を出す技術 - 戊略コンサルタントが教える「決たる䌚議」の掟

斎藀岳 著
東掋経枈新報瀟 発行
2008幎7月10日 発売
A5刀/240ペヌゞ
ISBN4-492-55611-7
定䟡: 1,680円

本曞を3名様にプレれントいたしたす。こちらのペヌゞからご応募ください。

執筆者プロフィヌル

枝束利幞 (EDAMATSU Toshiyuki)
日立コンサルティング コンサルタント。2006幎4月に日立補䜜所入瀟埌、10月より日立コンサルティングぞ出向。日立総合研究所にお、Web 2.0を甚いたバむラルマヌケティングの研究および瀟内SNS「ミネルノァの梟」実蚌を手掛ける。ナレッゞマネゞメントを専門に、新芏事業開発や各皮提案を日々積極的にこなす。週末は、ツヌリングや野球芳戊などのスポヌツを楜しみながら、物事を考える新しい切り口を探しおいる。