2019年、女子高生たちはタピオカ屋さんに並んだり、「melulu」というプリントシール機で写真を撮ったりと楽しい日々を過ごしていましたよ。

タピオカドリンクはわかりますよね。デンプンの小さなつぶつぶをミルクティやジュースに入れたドリンクです。「Gong cha(ゴンチャ)」や「春水堂(チュンスイタン)」など、有名なタピオカドリンクショップの前は大行列でした。まだ飲んだことがない人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

meluluは、プリントシール機大手のフリューが2019年にリリースした、「カラフルな世界にかわいいワタシ」をテーマにした機種です。背景のカラフルさや、うるうるする瞳と上向きまつげで盛れる機能が特徴で、カメラの角度も調整できます。2018年に人気だった「#アオハル」という機種も、カメラの高さや角度が変わることが特徴でした。角度で映り方は大きく変わりますもんね。

  • melulu

  • meluluで角度を変えたところ。上半身もしっかり入ります(提供:フリュー)

そんな女子高生たちが2019年に使った流行語も見ていきましょう。マイナビティーンズラボが11月25日に発表した「ティーンが選ぶトレンドランキング」の流行ったコトバ部門、第1位は「ぴえん」です!

「ぴえん」とは、泣き声をかわいく表した言葉です。「響きがかわいい」という理由で、YouTuberたちも使っているとのこと。用法は、「○○が好きすぎる。ぴえん」といったように、悲しいときだけではなく、うれし泣きにも使います。AMFの「JC・JK流行語大賞2019」でも「コトバ部門」の第1位は「ぴえん」でした。Instagramのハッシュタグでもたくさん使われていますよ。

そして第2位は「湧いた」です。こちらは「テンションが上がった」という意味です。用法は「さっき○○君がテレビに映った!湧いた」などと使います。なぜ日常に使うようになったのかわかりませんが、大辞泉によると「ある考えや感情が生じる」という意味がありますから、日本語としてもあながち間違いではありませんね。

そして第3位は「レベチ」。これは想像つく人もいるのではないでしょうか。そう、「レベルが違う」の意味です。「比べものにならないこと、格が違う、普通ではない」というときに使われます。「推しがレベチ」(私の応援しているアイドルやアーティストがレベルが違うほど良い)と、短い文章でアツイ気持ちを伝えることができます。

そのほか、AMFのランキングにも入っている流行語をピックアップしてみましょう。まずは「ベビタッピ」。これは「ベビタピ」というタピオカ屋さんの店員さんが「ベビタッピ」というかけ声とともに、タピオカドリンクのカップにストローをさす動画がTikTokで拡散したことから流行しました。女子高生はタピオカドリンクを飲む機会が多いだけに、真似して投稿することが多かったのかもしれません。

そして「3150」。これは「最高」と読みます。YouTube発で流行った言葉で、最高だと言いたい投稿のときに「#3150」と、ハッシュタグで記載します。

2019年はSNSで流行った動きや、ハッシュタグになりやすい言葉が流行語になった一年でした。オトナはSNSとリアルの生活は分けて考えている人が多いのですが、女子高生たちは特に区別はありません。2020年はどんな言葉が流行るのでしょうか。楽しみですね。