Skype Previewで今すぐ使用可能

Microsoftが米国時間2020年4月16日にリリースした「Skype 8.59.0.77」では、待望の背景をぼかす機能が加わった。同社は段階的なロールアウトを予定しているが、UWP版Skypeでは使用できない点に注意してほしい。

  • UWP版Skypeは背景をぼかす機能を備えていない

Skypeはマルチプラットフォーム化しており、サポートページでも、多くのプラットフォームを示しているが、「Windows」「Windows 10」と似たような名前の選択肢を示される点はわかりにくい。

前者は「デスクトップ用Skype」という表記を用いたデスクトップアプリ版。後者はUWP版。加えて先のアナウンスでは、「Skype for Windows 10(バージョン 14)では、バックグラウンド機能の改善は利用できない」という一文が見て取れる。つまり、背景をぼかす機能はデスクトップアプリ版、macOS版、Linux版、Web版のSkypeに限定されるわけだ。

  • 使用したSkypeのバージョンは8.54.0.91。アプリバージョンは14.54.91.0

だが、安心してほしい。Skypeインサイダーに参加すると選択できるSkype Previewでは、UWP版Skypeでも背景をぼかす機能や、任意の画像ファイルを指定する機能が確認できる。2020年4月上旬にはMicrosoft Teamにも同様の機能を公開しているが、MicrosoftはSkypeの利用状況や昨今の状況を踏まえて、コンシューマー版であるSkypeにも展開を行ったのだろう。

  • 「…」→「設定」と順にクリック/タップする

  • 「音声/ビデオ」→「Blur」と順にクリック/タップすると、Webカメラの背景にぼかし効果が加わる

  • 「画像を追加」をクリック/タップし、コモンダイアログから任意の画像ファイルを選択すると、背景画像を指定できる

本機能を必要とし、Skypeを日常的に使用している方はUWP版Skypeからデスクトップアプリ版Skypeへの切り替えるか、Skypeインサイダーに参加してプレビュー版を使用することをおすすめする。なお、今回ぼかし機能を確認したSkype Previewのバージョンは8.60.76.12、アプリバージョンは15.60.12.0だ。