「Nintendo Switch 2」の発売が発表された。

本当にこの名前になるかはわからないが、今のところそう発表されており、任天堂がハードをナンバリング方式で出すのは珍しいとも言われている。

確かに愚直に数字を重ねていくプレステに対し、ファミコンの次はスーパーファミコンに決まっているだろう、というのが俺たちの任天堂だ。

ウルトラ、ハイパー、超、Switchの後継機、こっちのSwitch、いくらでも考えられる。

こういうX大喜利を見て嫌気が差した末の2なのかもしれないが、ドブ川Xにも慧眼の持ち主はいる。

これは龍が如く方式であり、3までは単純なナンバリングが続くが、次で「Nintendo Switch 4 伝説を継ぐ者」が来るという見立てだ。

確かに、スジモンバトルやおいでよ極道の島など、今のところパロディを許している仲なので十分ありえる。

しかし、Switch無印発売から2まで9年の時が経っている。私の年齢的に考えて伝説を継ぐ姿までは見届けられるかもしれないが、「Nintedo Switch極」までは厳しいかもしれない。

  • 親ってのは、実は世の中に2種類しかいない。それはゲーム機を買ってくれる親と買ってくれない親だ

    親ってのは、実は世の中に2種類しかいない。それはゲーム機を買ってくれる親と買ってくれない親だ

MMORPGがサロン代わりになれば社会保険料も減るかもよ

だが、現在ゲームは高齢者のレクレーション、認知症防止としても注目されている。

ゲームのおかげで長生きし、老人ホームで「Nintendo switch 6 命の詩」をプレイしながら次の発売を待っているかもしれない。

しかし、龍が如くはどの順番でプレイするのがベストか、多少意見が分かれている。

単純に時系列順で「Nintend switch 0 誓いの場所」からプレイしようとする老に「せめて無印からやらねえと0の良さみが全然わかんねえだろうが」と掴みかかる老が現れる可能性があるが、アツくなれるものがある、というのも長生きの秘訣だ。

ともかく、大谷さんと並んで、現在の日本が誇れる数少ないものの一つ、世界の任天堂がSwitchの後継機を出すとわかり、ゲームファンのテンションも株価も大いに上がったようだ。

やはり任天堂株を持っておくべきかと思ったが、私も伊達にビットコインを最高値の時に買って暴落してから売っていないし、10万で買ったトルコリラを4万3千円にしているわけではない。

こういうのは上がってから買ってもダメだと分かっている。

つまり買うなら下がった時だ。奇しくも現在「あの企業が」または「やっぱりあの企業が」という案件が明るみに出て、色んな意味で株を暴落させる会社が増えている。

買うならそういう時なのだが、任天堂からは「新入男性社員に女装リンクのコスプレをさせるのが慣例だった」みたいな話は出てきてほしくない。

まだどのようなソフトが発売されるかは未定だが、マリオやポケモソ、ゼルダの続編などが楽しめるのは間違いないだろう。

そこで気になるのが「転売対策」だ。

「戦いは数だよ兄貴」と言われて本当に数をそろえるやつがいる

私はコロナ前から外に出ておらず、もちろんコロナ中も出なかったし、今も継続して出ていない。

情緒が乱れている割に極めて安定した生活をしているので理解できないが、それまで乱れた生活を送っていた者は急に不要不急の外出を禁じられ、室内での過ごし方に苦慮した者もいたらしい。

そこで、漫画やゲームなど、室内かつソロで楽しめるコンテンツの需要が激増し、当時、Switchを所望する者も爆増した。

そこに目をつけた転売ヤーがSwitchを買い占め、一時期ネット上には明らかに定価以上のSwitchが並んでいた。

その時任天堂が転売に対してどのような対策を取ったかというと「たくさん作って物量で殴る」だった気がする。

転売ヤーが買い占めた後に「みんなに行き届くようたくさん作ったから焦らず正規価格で買ってね」と言ったのだ。

ゲーム内では一番簡単な戦法だが、STRを上げるにも限界があるリアルでは難しく、本当にたくさん作った任天堂は「さすが任天堂」と賞賛されていた。

Switch 2もおそらくその戦法であり、一説には発売年に「2000万台は作るので安心しろ」と頼もしいことを言っているそうだ。

孫の笑顔のために、待て、しかして希望せよ

しかし任天堂ほど力強い対応ができる企業は限られており、今も転売問題は解決していない。

転売に関しては、対策しない企業が悪いという声もあるが、一番悪いのはもちろん転売ヤー、そして転売ヤーから買う人間がいるから転売がなくならないという意見も多い。

しかし、転売ヤーから買う人間は「転売でもいいから欲しい」と、悪と知りながら利用しているオタクだけというわけではない気もする。

そもそも「転売」という事象、そしてそれが問題になっているということすら知らない層も、買ってしまっている人間に含まれているのではないだろうか。

任天堂の話をしている時に妖怪ウオッシの話をするのは靴流通センターにいる時ハローマックを持ち出すぐらい気が引けるが、ウオッシ全盛のころ、私が当時勤めていた会社の老が若に「孫がクリスマスにウオッシのグッズを欲しがっているからネットで買ってくれないか」と頼んでいた。

若がネットで調べると、定価の2,3倍はする転売商品が並んでいたのだが、「定価より高いですけどいいですか?」と若が聞くと老は「仕方がない」と言って買っていた。

我々にとって転売ヤーは必ず除かねばならない邪知暴虐の王だが、日頃ネットで買い物をしない老などからすれば「人気だしクリスマスだし仕方ないのか」レベルでそこに社会悪が潜んでいるとも思わないのかもしれない。

確かに老に新しいことを説明するのは面倒くさい。

だがもし老が孫へのプレゼントに定価以上のSwitch 2を買おうとしていたら、「あの任天堂さんだぞ? 信じて待て」と止めるぐらいはするべきだろう。