Appleのビジネス系アプリをご紹介するシリーズ、2本目は『Pages』です。レポートやチラシなど、文書を作るアプリで、Microsoft Officeの『Word』と互換性があります。単品1,000円で購入できますが、Numbersと同じく新しいiOS端末を買えば無料で利用できます。

2013年10月以降に購入したiOSデバイスでは、iWork/iLifeアプリが無料で使えます

書類作成の基本

Pagesを最初に起動すると、下記のような画面が出てきます。Numbersの回でもご紹介したように、「iCloudを使用」にしておくと後でファイルの共有が簡単になります。

初回起動時に表示される画面

Pagesホーム画面から「新規作成」をタップすると、様々なテンプレートが表示されます。レポートやニュースレターのテンプレートには表紙・本文がそれぞれ含まれており、画像やテキストを入れていくだけで簡単に整った文書を作成できます。

Pagesの様々なテンプレート

タップで選択してテキストを入れたり、写真を替えて文書を作成

テンプレートなしで作成する場合は「白紙」を選択。開いたページの余白部分をタップするとキーボードが表示され、基本的な文字入力ができます。

『Pages』の基本画面

入力した文字のスタイルはメニューから変更が可能です。

文字を選択し「スタイル」ボタンをタップ

用意されているスタイルを設定

フォントサイズや色を個別に設定することも可能

Wordのドキュメントを開く

PagesはWordドキュメントと互換性があります。開く場合は、メールの添付ファイルから、または『DropBox』などのオンラインストレージからアプリ経由で読み込みます。編集も可能ですが、上書きはされず、Pages内にコピーが保存される形になります。

メールの添付ファイルアイコンをタップ

プレビュー画面でシェアボタンをタップ

「Pagesで開く」を選択

Pagesに読み込まれ、ホーム画面に保存されます

DropBoxなどのアプリから開く場合は、シェアボタンから「このアプリで開く」を選択します。

シェアボタンをタップし、メニューから「このアプリで開く」を選択

「Pagesで開く」を選択

Word上でレイアウトされた画像やテキストボックスも読みこまれます。文字に設定されたスタイルは、ある程度維持されますが完全に同じ形にはなりません。

Wordの原本と、Pagesで開いた時の表示の違いの例

次回は、他のユーザーと共有して編集する方法と、書類設定等の機能をご紹介します。