米Appleは9月9日(現地時間)、完全ワイヤレスイヤホン「AirPods 5」を発表した。オープンイヤー型の形状を維持しながら、全モデルにアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。AirPods Pro 3の技術も取り入れて、音質やノイズ低減性能を高めた。日本を含む65以上の国・地域で9月18日に発売される。
AirPods 5は標準モデルの「AirPods 5」(23,800円)と、上位の「ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5」(27,800円)の2モデル構成である。AirPods 4では上位モデルのみANCを搭載していたが、AirPods 5では標準モデルにも搭載した。
上位モデルは標準モデルよりバッテリー駆動時間が長いほか、ステムを上下になぞって音量を調節できる。また、充電ケースはUSB-Cによる有線充電に加え、Apple Watch用充電器やQi規格の充電器によるワイヤレス充電にも対応する。
Appleによると、AirPods Pro 3から着想を得た新しいマルチポート音響アーキテクチャと新世代のアダプティブイコライゼーションによって、従来より幅広い耳の形状に対応した音質最適化が可能になった。より豊かで細部まで明瞭なサウンドを実現しているという。
さらにコンピュテーショナルオーディオのアルゴリズムの改善により、ANC機能はAirPods 4と比べて最大50%多く外部ノイズを低減する。外部音取り込みモードでも周囲の声や音がより自然に再現されるという。パーソナライズされた空間オーディオも、より没入感のある体験を提供する。
H2チップを搭載し、周囲の状況に応じてANCと外部音取り込みを動的に組み合わせる「適応型オーディオ」、ユーザーが話し始めると再生中のメディアの音量を自動的に下げる「会話感知」にも対応する。
Apple Intelligenceを活用した機能も強化される。iOS 27でベータ提供が始まる「Siri AI」と組み合わせることで、メッセージやメール、写真などの個人的なコンテキストを踏まえた質問への回答やアプリ操作を、AirPodsからハンズフリーで行える。Siriからの問いかけにうなずきや首を横に振る動作で応答するヘッドジェスチャもサポートする。Siri AIはまず英語で提供され、日本語への対応は10月を予定する。
「ライブ翻訳」にも対応する。会話相手の発話を翻訳し、ユーザーが設定した言語でAirPodsから聞くことができる。Apple Intelligence対応のiPhoneと組み合わせて使用する機能で、事前に翻訳アプリで使用する言語を設定し、必要な言語データをダウンロードしておく必要がある。
防塵・耐水性能はIP57相当である。上位モデルはANCを有効にした状態で1回の充電につき最大5時間、ケースを含めて最大22時間再生できる。標準モデルはANC有効時に最大4時間、ケースを含めて最大20時間の再生が可能である。





