周囲の音が気になって集中できない、という経験は誰しもあるはず。一方、シーンと静まり返った環境は逆に落ち着かないという意見も耳にしますから、音の加減は難しいものですね。

iPhoneに用意されている周囲の音が気にならなくなる機能といえば、「バックグラウンドサウンド」が挙げられます。コントロールセンターにボタンを登録しておくか、「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオとビジュアル」→「バックグラウンドサウンド」画面にあるスイッチでオン/オフできます。

バックグラウンドサウンドは、岸に打ち寄せる波、街の喧騒といった環境音をエンドレスに流し続ける機能で、iPhone内蔵スピーカーはもちろんBluetoothスピーカー、イヤホン/ヘッドホンにも出力できます。気になる音をほかの音で目立たなくする、いわゆる「マスキング効果」を期待できるのです。

そのマスキング効果には、バックグラウンドサウンドに用意されたイコライザ機能が役立ちます。コントロールセンターのバックグラウンドサウンドボタンを長押しして「バックグラウンドサウンド設定...」を長押しするか、設定アプリのバックグラウンドサウンド画面にある「イコライザ」をタップしてみましょう。

このイコライザ画面では、再生する波や雨の音を調整できます。一般的に音楽再生アプリでイコライザといえば、周波数帯ごとの音圧を上下させ自分好みのサウンドに仕上げる機能を指しますが、バックグラウンドサウンドにおけるイコライザはトーンを変えることで「ちょうどいい音」、「マスキングに適した音」を見つける機能となっています。

たとえば、部屋の窓から入ってくる自動車の走行音が気になる場合は、音の種類に「海」や「雨」を選びトーンを高めにすると、タイヤの「シャー」という音がうまく中和されます。人の話し声が気になる場合は「喧噪」を選び、音量をやや大きめにすると気にならなくなります。適切な音の種類を選びイコライザで調整、これがバックグラウンドサウンドをうまく使うコツです。

  • 「バックグラウンドサウンド」をうまく使うと、周囲の音が気にならなくなります

    「バックグラウンドサウンド」をうまく使うと、周囲の音が気にならなくなります