MMD研究所は9月3日、「2026年8月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表した。予備調査は18~79歳の男女40,000人、本調査はMNO利用者2,700人を対象に、8月1日~6日にインターネットで実施した。

MNOのメイン利用は90.7%、サブブランドが20.6%に

通信契約しているスマートフォンを所有する36,830人に、メイン利用しているスマートフォンの通信サービスを聞いたところ、「docomo」が26.4%で最多となった。

  • メイン利用とサブ利用のスマートフォンにおける通信サービス別の割合を示した円グラフ

    メイン利用とサブ利用のスマートフォンにおける通信サービスの割合(MMD研究所調べ)

以下、「au」が13.4%、「Y!mobile」が11.2%、「楽天モバイル」が10.8%、「SoftBank」が10.1%、「UQ mobile」が9.5%、「ahamo」が6.4%、「povo」が2.1%、「LINEMO」が0.9%だった。

これらMNO9サービスを合わせた割合は90.7%。このうち、docomo/au/SoftBank/楽天モバイルの各キャリアメインブランドが60.7%、ahamo/povo/LINEMOのオンライン専用プランが9.5%、Y!mobileとUQ mobileのキャリアサブブランドが20.6%を占めた。MVNOのシェアは9.3%。

2026年2月調査と比べると、オンライン専用プランは0.6ポイント減少した一方、キャリアサブブランドは1.6ポイント増加した。

一方、通信契約しているスマートフォンをサブ利用している4,420人では、「docomo」が21.9%、「楽天モバイル」が13.0%、「au」が12.1%、「SoftBank」が8.8%、「povo」が8.3%、「ahamo」が7.3%、「UQ mobile」「Y!mobile」が各6.6%、「LINEMO」が1.5%。MVNOは14.0%だった。

カテゴリー別では、オンライン専用プランが17.0%、キャリアサブブランドが13.2%となった。

メイン回線とサブ回線を比較すると、povoはメイン利用の2.1%に対してサブ利用では8.3%と約4倍。オンライン専用プラン全体でも、メイン利用の9.5%に対してサブ利用では17.0%と7.5ポイント高い。また、MVNOもメイン利用の9.3%からサブ利用では14.0%に上昇しており、サブ回線ではオンライン専用プランやMVNOの比率が相対的に高くなっている。

オンライン専用プランとサブブランド、利用者の年代構成に違い

メイン利用するスマートフォンでMNOを利用している33,415人について、各サービスの年代構成をみると、最も割合が高かった年代は、docomo/au/SoftBank/楽天モバイルが50代、ahamoとLINEMOが40代、povoが30代だった。UQ mobileとY!mobileはいずれも70代が最多となった。

  • docomo、au、SoftBank、楽天モバイル、ahamo、povo、LINEMO、UQ mobile、Y!mobileの年代構成と契約チャネルを示した表

    MNO9サービスの年代別利用率と契約チャネル(MMD研究所調べ)

契約チャネルでは、docomo/au/SoftBankは約9割がオフライン。UQ mobileとY!mobileも84.6%がオフラインだった。

一方、楽天モバイルはオンライン53.1%、オフライン46.9%とほぼ半々。ahamoもオンライン55.9%に対し、オフラインが44.1%を占めた。povoとLINEMOはオンラインが100%だった。

なお、ahamoはオンライン専用プランではあるが、実態としてドコモショップ店頭などでスタッフのサポートを受けて申し込む場合があり、そういったケースでahamoのオフライン契約という回答になっているのではないかとみられる。

総合満足度はpovo、LINEMO、楽天モバイルの順

MNO利用者2,700人を各サービス300人ずつ抽出して総合満足度を調べたところ、「povo」が750ポイントで最も高かった。2位は「LINEMO」の731ポイント、3位は「楽天モバイル」の726ポイントだった。以下、「ahamo」708ポイント、「Y!mobile」704ポイント、「UQ mobile」696ポイント、「au」656ポイント、「SoftBank」640ポイント、「docomo」635ポイントと続いている。

  • MNO9サービスの総合満足度ランキング。povoが750ポイントで1位、LINEMOが731ポイントで2位、楽天モバイルが726ポイントで3位

    MNO9サービスの総合満足度、「povo」が750ポイントで首位(MMD研究所調べ)

NPSもpovoが首位、2025年2月から大きく改善

家族や友人に利用中のサービスを薦めたいかを10点満点で尋ね、9~10点の「推奨者」の割合から0~6点の「批判者」の割合を差し引いて算出するNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)では、「povo」がマイナス3.3で最も高く、「LINEMO」がマイナス11.7で続いた。

  • MNO9サービスのNPS。推奨者、中立者、批判者の割合と各サービスのNPSを示したグラフ

    MNO9サービスのNPS、「povo」が-3.3で首位(MMD研究所調べ)

「povo」は推奨者が25.0%、中立者が46.7%、批判者が28.3%。「LINEMO」は推奨者19.7%、中立者49.0%、批判者31.3%だった。

そのほかのNPSは、「楽天モバイル」がマイナス17.0、「UQ mobile」がマイナス24.7、「Y!mobile」がマイナス26.3、「ahamo」がマイナス27.0、「SoftBank」がマイナス31.3、「au」がマイナス34.0、「docomo」がマイナス39.0となった。

今回の調査では、総合満足度とNPSの上位3サービスはいずれもpovo、LINEMO、楽天モバイルの順となった。評価方法が異なる2つの指標で、上位サービスの順位が一致する結果となっている。