印刷物をカメラで撮影してメモアプリに取り込む「スキャン」は、iOS 11のとき登場した便利機能です。「書類をスキャン」を選択してカメラを印刷物に向ければ、書類の四辺を自動検出し、影や傾きを補正したうえでメモアプリにPDFデータとして保存します。
iOS 15以降はライブテキスト(OCR機能)が追加され、スキャン内の文字を認識し検索できるようになりました。日本語にも対応しているため、新聞や雑誌のスクラップブックを作成するなど、活用の幅はさらに広がっています。
PDFはシャッターを切るたびに1ページとして扱われますが、1回のスキャン作業ごとに1つのPDFファイルとなるため、ページ数が多い印刷物では複数のPDFファイルができてしまいます。100ページの印刷物を対象にした場合、iPhoneで1回にスキャンできる最大ページ数が24ページのため、20ページのPDFが5つになってしまうわけですから、後日利用するときに不便が生じかねません。
しかし、心配はいりません。iOSには簡易的なPDF編集機能が用意されており、その機能をメモアプリから呼び出せば複数のPDFを結合できるのです。ここでは例として、6ページのスキャンAと、4ページのスキャンBを結合する手順について説明します。
まず、スキャンBのメモを開き、左上のタイトル横にある「∨」ボタンをタップ、スキャンBをファイルアプリで適当なフォルダ(「このiPhone内」など)に保存します。
次に、スキャンAのメモを開き、右上のボタンをタップしてスキャンしたすべてのページを表示します。そして最後のページ(ここでは6ページ目)を長押して、「ファイルから挿入」を選択して先ほど保存したスキャンBを指定します。
これで、スキャンAの最終ページ以降にスキャンB全ページが追加され、2つのPDFの結合は完成です。スキャンが4つ、5つに分かれている場合は、この作業を繰り返すと大量のスキャンを1つのPDFにまとめることができますよ。




