iPhone 14以降のモデルでときどき見かける人工衛星マーク。Wi-Fiが通信範囲外でモバイルデータ通信も圏外のときステータスバーに現れ、緊急時には衛星通信でテキストを送信するなどの処理が可能になります。
この衛星通信機能、山奥など通信設備に乏しい場所でなければ使えないこともあり、必要なのかな? と疑問に感じるかもしれません。いくら万一に備えての機能とはいえ、けっこうな量の電力を消費しているとしたら、いっそ止めてしまおうか、と考えても無理のないことです。
しかし、iPhoneの衛星通信機能が消費する電力はごくわずかです。つねに衛星を探しているわけでも、ましてや衛星と通信しているわけでもなく、Wi-Fi/モバイル回線がつながらないとき自動的に接続を試みるだけで、iPhoneを利用している間のほとんどは待機中です。
とはいえ使う機会はなさそうだから無効化したい、という考え方もありますが、ふだんバッテリーを消費することはほぼないうえ、山奥で遭難したり携帯電話回線が使えなくなる災害が発生したりしたとき、自動的に衛星通信につながるという安心感もあるはずです。いわば"緊急時の保険"ですから、無効化することは考えものといえるでしょう。
なお、衛星通信機能が動作し始めると事情は変わってきます。GPSやセンサー類で通信衛星を追跡し、遠く離れた衛星と通信すべく高出力の電波を発信しなければならないためですが、そうなるとモバイル回線やWi-Fi以上に電力を消費します。その場合には、バッテリーをできるだけ長持ちさせるよう節電に務めましょう。
