- パンダが動きを案内する新機能「ミニストレッチ」は手軽に体を動かすきっかけに
- テニスで試すとスイング数やラリー数などの詳細な運動データを記録できた
- 登山やランニングでは高度なトラッキング機能に対応、睡眠の質も細かくチェック
ファーウェイ製スマートウォッチのフラッグシップモデル「FIT」シリーズ。その最新モデルの「FIT 5」シリーズが、5月29日に発売されました。
スリムなデザインや包括的なスポーツトラッキング、充実した健康管理機能が人気の同シリーズ。ファーウェイウォッチ初のミニストレッチなど新しい機能を試したく、メーカーに実機を借りて約2週間使ってみました。
パンダのミニストレッチが意外と便利。気分のリフレッシュにも
「FIT 5 Pro」を初めて手にした時に、「軽い!」と感じました。重さは約30.4gで厚みは約9.5mmと軽量薄型。それでいてディスプレイは1.92インチとシリーズ史上最大なので、画面がとても見やすいです。
そんな大画面にキャラクターのパンダが表示されるミニストレッチ機能は、今回、「FIT 5 Pro」に搭載された新機能の中でも一番、注目している部分。座りっぱなしの状態が1時間ほど続くと、ウォッチ画面にパンダが登場して簡単な運動を提案します。
かかと上げや腕の曲げ伸ばしなど、座ってできるものから全身体操まで、約30種類の運動が収録されているそうです。運動は簡単なものばかりで、左右の腕の交代の時にはウォッチが振動で教えてくれるので、画面を見なくても動作できます。何と言ってもパンダの動きがかわいい!
ミニストレッチ専用の文字盤にしておくといつでも運動ができるのですが、さすがに仕事中はやや目立つため、文字盤はデフォルトのウォッチ画面で利用しました。
活動リング設定で「スタンドリマインダー」をオンにしていると、座りっぱなしの状態が1時間程度続くとスタンディングを促してくれます。その代わりにミニストレッチ機能が表示されるので、ただ立ち上がるだけでなくパンダと一緒に運動できるので、気分がよりリフレッシュできました。
スイング数まで見えるラケットスポーツ解析機能
FIT 5 Proはラケットスポーツの詳細データが記録できるようになったことにも注目です。「Tennix」や「Goodshot」といったサードパーティ製アプリと連携することで、スイング数や最多ラリー数などが可視化できるようになりました。
「Huawei ヘルスケア」アプリの「デバイス」メニューから「AppGallery」を選択し、そこからアプリをインストールします。筆者は「Tennix」アプリをインストールして、テニスの壁打ちを30分程度行なってみました。運動時はラケットを持つ側の腕にウォッチを装着します。
運動データには、運動時の消費カロリーや心拍数などに加え、スイング数やフォアハンド、バックハンドの回数、最長ラリー数などが表示されています。こうやって数字に表れると、30分ちょっとの運動だったのに、490回もスイングしていたことに驚きました。またテニスを再開したいなとモチベーションが高まりました。
なお運動開始時は、ワークアウトメニューのテニスではなく、Tennixアプリから「開始」します。AppGalleryにはテニスのほか、バドミントンやピックルボールなどのアプリも用意されているので、いろいろなスポーツなどにチャレンジできます。
頂上までどのくらい? 登山ルートの標高グラフ機能が便利
FIT 5 Proでは、ランニング、登山、サイクリング、ゴルフなどのワークアウトで、プロレベルの高度なスポーツトラッキング機能を利用できます。
例えばランニングでは、新たに「ランニングパワー指標」というものが追加されました。自分のランニング能力を客観的に可視化できる機能で、マラソンした場合の予想時間も表示してくれます。
筆者はDレベルで、仮にフルマラソンを走ったとしたら、予想時間は7時間15分58秒とのこと。これからトレーニングをして、この予想時間を少しでも縮めたいものです。
登山では、Huawei ヘルスケアアプリから等高線入りのフルカラーマップをダウンロードして、登山アプリの「YMAP」などからルートをインポートしておくことで、オフラインでもウォッチ上で自分の位置やルートを確認することができます。
中でも便利なのがルートの標高グラフで、あとどれくらい登れば頂上なのかがわかること。あまりに急な斜面に気が萎えることもありますが、斜面の角度や距離が図で確認できると、その後の行程がイメージしやすいです。目的地までの時間がリアルタイムでわかるので、バスや電車の時間を考慮しながら下山できるのが便利。
今回、「高度順応」の機能が搭載されていることにも気付きました。標高2,500m以上の場所では高山病になる危険性がありますが、現在の標高や心拍数、血中酸素レベルなどから、高山病のリスクを評価してくれます。症状などからも高度順応できているかがわかるので、富士山や北アルプスなど、3,000m級の山に登る時にはぜひ活用したい機能だと思いました。
このほかゴルフでは、グリーンのピンの位置を設定することで、より正確な飛距離を把握できたり、グリーンの傾斜などがわかる「グリーンビュー」が目線に合わせて自動回転するなど、機能が進化しています。
運動状態を自動識別してくれる機能がサイクリングにも対応しました。実際に試してみると、ほんの1~2km走ったタイミングで、サイクリング状態を検知して、ワークアウトモードをスタートしました。ウォーキングだと10分くらい歩かないと自動識別しませんが、サイクリングの場合はかなり早めに検知してくれた印象でした。
睡眠分析から心電図まで健康管理がさらに進化
FITシリーズでは初めて転倒検知機能に対応したことも、ワークアウトする上で安心です。転倒など、強い衝撃を感知して、安全を確認できない場合に、あらかじめ設定した緊急連絡先に通知してくれます。
転倒検知はデフォルトではオフになっているので、HUAWEIヘルスケアアプリの「デバイス」から、「緊急SOS」のメニューを開いて「転倒の検知」をオンにして、緊急連絡先も追加しておきましょう。
FIT 5 Proは健康管理機能も進化。「HUAWEI TruSleep5.0」アルゴリズムがさらに進化して、睡眠の質をより深く分析してくれます。
先日、テレビを見ながら寝落ちしてしまったのですが、翌日の睡眠レポートに「光が多すぎるとメラトニンの分泌に影響を与えるため、必ずカーテンを閉めましょう」というアドバイスがあり、「照明をつけっぱなしで寝たのがバレてる!」とビックリしました。
ウォッチのサイドボタンに指を振れるだけで、心電図が測定できるのもFIT 5 Proの魅力です。日本でプログラム医療機器として承認された心電図機能なので、定期的に測定しておくと安心。
このようにFIT 5 Proは、プロレベルのスポーツトラッキング機能を備え、健康管理機能もさらに進化しています。今回、ラケットスポーツを試すために10数年ぶりにテニスをしたのですが、徐々に感覚が戻ってきて、うまくショットできた時は爽快でした。
また、水深40mまでのフリーダイビングや水泳、ヨット、ヨガ、筋力トレーニングなど、100種類以上のワークアウトモードを備えているので、あらゆる興味に対応してくれます。 中でもFIT 5 Proはプロレベルの機能も搭載されているので、初心者から上級者まで幅広く、さまざまなスポーツに挑戦できるスマートウォッチです。好奇心旺盛でアクティブな人におすすめしたいデバイスです。
WATCH FIT 5 Proの主な仕様
- サイズ:約W44.5×H40.8×D9.5mm
- 重さ:約30.4g(ベルト含まず)
- ディスプレイ:約1.92インチAMOLED/480×408ピクセル/最大輝度3000nits
- 衛星測位:GNSS:GPS (L1 + L5)/GLONASS/BeiDou(B1I + B1C + B2a)/GALILEO (E1 + E5a)/QZSS (L1 + L5)/NavIC
- 防水機能:5ATM(50m防水)/IP6X(レベル6)
- 稼働時間:通常使用最大10日間/ヘビーユース最大7日間/常時点灯最大4日間
















