セルラー通信にWi-Fi、そしてBluetooth...iPhoneには、複数のワイヤレス通信機能が搭載されています。NFCなどそれ以外のワイヤレス通信機能が搭載されており、iPhoneはある意味「無線通信センター」のような役割を果たしています。

それらワイヤレス通信はこまめにオフにすべきかとのご質問ですが、あまり神経質になる必要はありません。未接続時は自動的に消費電力を節約するよう、システムが細かく制御しているからです。確かに、初期のiPhoneはWi-Fiスイッチをオフにするだけでバッテリーのもちが若干改善されましたが、Wi-Fiが細かく制御されるようになった最近のiPhoneでは省エネ効果は穏やかです。

むしろ、ワイヤレス通信をオフにするデメリットのほうが大きいといえます。AirDropを例にすると、通信先をBluetoothで探し出し、通信を確立したら高速なWi-Fiに切り替えデータ転送するという流れになるため、BluetoothとWi-Fiのどちらもオフにできません。オフにすると、AirDropそのものが機能しなくなります。

手動でオフにできないワイヤレス機能も存在します。たとえば、Apple Payやタグの読み取りなどに活用されているNFCは、明示的なオフスイッチが用意されていません。通信距離が数センチと短く、待機電力が極めて少ないから常時オンにしていると考えられ、iPhoneでは"システム任せ"にしていいワイヤレス通信といえそうです。

ただし、セルラー通信(モバイル回線)とWi-Fiは、アクセスポイントを探す動作を繰り返すため、電波が弱い場所では消費電力が増えがちです。バッテリー残量が厳しいときなど、状況によっては手動でオフすることもひとつの考えかたです。

  • iPhoneに用意されているワイヤレス通信は、基本的に"システム任せ"でかまいません

    iPhoneに用意されているワイヤレス通信は、基本的に"システム任せ"でかまいません