iPhoneを充電しようとUSB-Cケーブルを挿したところ、いきなり「液体を検出しました」と警告された経験がある人は少なくないはず。しかし、USB-Cポート部分に水滴が飛んだ、iPhoneを水中に落とした、といったことに身に覚えがなければ困惑しますよね。

iPhoneを濡らしていないのに「液体を検出しました」と表示された場合には、身に覚えがあるかないかにかかわらず、USBケーブルを抜きましょう。USBケーブルを抜いて警告が消えれば、なんらかの原因でUSB端子の接点部分に異常が検出されたと判断できます。

異常が検出された原因として考えられるのは、やはり「水分」です。水分といっても水滴や雨粒とはかぎらず、湿気の多い場所にいるときには端子に水分が付着する可能性があります。寒い場所から温かい場所へ移動した直後など、冷えたiPhoneに結露が生じることもありますから、そのわずかな水分に反応したのかもしれません。

原因はさておき、異常が検出されたからには適切な対処が必要です。すぐにケーブルを抜き、風通しのいい場所でiPhoneともども数十分以上放置しましょう。ドライヤーを使うなど急激な温度変化を避け、室温を保つことがポイントです。

実際にiPhone/USBケーブルを濡らしてしまったという場合には、iPhoneの端子部を下に向け軽く叩くなどしておおまかに水分を取り除いたあと、風通しのいい乾いた場所で半日から1日ほど自然乾燥させましょう。

警告が表示されたにもかかわらず充電を強行すると、ショートを引き起こしかねません。大切なiPhoneを壊さないためにも、焦らず対処することが大切です。

  • iPhoneを濡らしていないのに「液体を検出しました」と警告されたときには

    iPhoneを濡らしていないのに「液体を検出しました」と警告されたときには