【FUKUSHIMA IBUSHIGIN】
(Division S 2位)
<メンバー>
・ヤナイ選手(2021、2024シーズン出場/3回目)
・ジョニィ選手(2020、2022~2024シーズン出場/5回目)
・鶏めし選手(2022~2024シーズン出場/4回目)
・2BASSA選手(初出場)
リーダー翔選手をはじめ、cosa選手、ササモ選手が抜け、大幅補強が必要となった「IBSG」。元々、福島の冠を背負い、地域密着を掲げていましたが、「SFL2025」のロースターはヤナイ選手など、福島を中心とした東北出身選手をそろえ、より地域性を出しています。
使用するキャラクターは、ピーキーなキャラクターが多く、スタンダードキャラはほとんどいません。ほかのチームは「IBSG」のみの対策をする必要が出てくるので、どこまで「IBSG」に練習時間を割けるかが悩みの種となるでしょう。
また、ピーキーなキャラクターながらキャラクターのポテンシャルは高く、どれだけキャラクターの強みを押し出せるかで結果が大きく変わっていきそうです。
――今シーズン使用する予定のキャラクターを教えてください。ヤナイ選手は新加入の3選手の印象、新加入の3選手は「IBSG」の印象をお聞かせください。
ヤナイ選手:ベガを使用する予定です。3人の印象は、まず鶏めし選手は3人のなかでは一番長い付き合いですね。確か、「福島ゲーミングデー」という温泉施設の大会で初めて会って、そのとき鶏めし選手が優勝していました。仕事しながら真面目に毎日ゲームをやっていてすごなと思います。ダルシムという職人キャラなんで、よりすごいと思います。最近だと「TOPANGAチャンピオンシップ」で活躍していましたし、戦力としてはかなり期待していて、お任せしたいですね。
ジョニィ選手は、私と同じキャラを使っている期間が長いプレイヤー。前作『ストリートファイターV(ストV)』ではGを使っていましたし、『スト6』も私がベガに変えるまでジョニィ選手が使うマリーザを使っていました。なので、結構考え方が似ていると思います。会ったのはだいぶ前ですが、一緒のチームになってからよくしゃべるようになりました。
2BASSA選手はチームが一緒になる直近で知り合って、ランクマッチでよくあたります。コミュニティ対戦会「Fighters Crossover」の全国大会に2BASSA選手が誘ってくれて、結構いい成績、3位だったかな、までいけて、そこから仲良くなりました。「SFL」は初参戦ですが、緊張せずやっていきたいと言っていたので、期待しています。
鶏めし選手:ダルシムを使います。自分は福島出身、在住なんですけど、「IBSG」の拠点の飯坂は結構離れていて、車で1時間20分くらいかかるんですよ。なので、あまり行く機会がなかったんですけど、1回ゲーミングスペースにはお邪魔しました。旅館も行きました。過ごしやすくて温泉にも入って、対戦して、すごくいいところです。
ジョニィ選手:キャラクターはマリーザとイングリットです。「IBSG」に入る前は、地元に愛されているチームという漠然としたイメージしかなかったんですけど、PVの撮影で初めて訪れたとき、ヤナイ選手に案内してもらったら、旅館の人に「ヤナイ君、がんばって」って声かけられていて、本当に地元に根付いた愛されているいいチームなんだって実感しました。
2BASSA選手:使用キャラクターはまだ悩み中ですが、ジュリと舞を使っていこうかなと思っています。ワンポイントでキャミィもあるかもしれません。
「IBSG」は所属選手に手厚い印象がありますね。私はレンタル移籍なんですけど、いろいろサポートしてくれて、いいチームだと思います。この前、茨城のホームセンターのゲーミングスペースでチャリティイベントがあって、ヤナイ選手と参加させていただいたんですが、福島県だけでなくほかの県でもeスポーツのよさを分かってもらおうとしていたのも印象的ですね。
――「SFL2025」からレギュレーションが変更されました。延長戦でリザーブの選手が出場することになり、ポイントが10ポイントになりました。このルールにはどのような印象を持ちましたか。
ヤナイ選手:4人目が出るのは本当に大賛成ですね。「SFL2024」以前だと、3人出て、1人は控えの状態がかなり多発していましたから、チーム力を問うのであれば、4人全員が出るべきだと思います。ただ、人やキャラを見てリザーブのプレイヤーを決めるわけではないので、4人で話合って、延長戦を含めたオーダーを考えないといけません。
――「SFL2025」における「IBSG」のストロングポイントと魅力、ファンに見てほしい部分についてお聞かせください。
ヤナイ選手:そうですね、爆発力のあるキャラクターがそろっているところです。そこに、ダルシムの職人的なきめ細かさを出していければと思います。チームとしては、やはり福島3人、宮城1人の東北チームなので、やっぱり地域に密着したところを見ていただければと思います。
――「SFL2025」では「Division F」に振り分けられましたが、編成をみた感想を教えてください。
ヤナイ選手:「RC」と「ZETA」は、個人的には当たりたくないと思っていました。でも、負けたくない気持ちはあります。特に「ZETA」の翔選手ですかね。同じチームだったこともありますし、お互いに知っているところも多いので。実績の面で考えると、翔選手には負けていますが、「SFL」では勝ちたいです。
鶏めし選手:同じDivisionにいるダルシム使いの餅選手には負けたくないですね。「SFL2024」では、私がいたDivisionはダルシムが苦手とするキャラクターが多くて、出場機会が少なかったんですけど、餅選手がいたDivisionはダルシムと相性のいいキャラが多くて出番が多かったんです。今回は、同じDivisionなので、餅選手よりも勝率を上げたいと思っています。
ジョニィ選手:そうですね、うーん、むずいな。「RC」と「ZETA」は対戦会を開いてくれているんですけど、同じDivisionなのでちょっと対戦会にお邪魔するのは気まずいなって思っています。まあ、気にしなくていいのかもしれませんが。負けたくない相手は、ひびき選手とナウマン選手、あと違うDivisionですがりゅうきち選手ですね。ここは同い年なんで、負けたくないです。
2BASSA選手:「RC」と「ZETA」が下馬評で1位と2位確定なんて言われているそうですね。逆にそこの2つに勝ったらすごいわけで、チャレンジする立場からすると燃えますよね。まあ、誰がきても同じっていうのは正直あって、倒せたら株が上がるんじゃないかと思っています。
――ありがとうございました。