なんとなく音楽を聴きたい、というより近くで音楽が流れていてほしいシチュエーションってありますよね。静かすぎるのがイヤだというときもあれば、隣の家の夫婦喧嘩を聞きたくないから他の音でマスキングしたいというときもあり、必要になる理由はさまざまです。
しかし、そんな場面で流す音楽を選ぶのはなかなか難しい作業です。適当に選んだアーティストの曲が場の雰囲気に合わなすぎたり、自作のプレイリストはアップテンポな曲ばかりだったり、そもそも流し放しにできるストリーミング契約がなかったり。いつものバックグラウンドサウンド(波の音やせせらぎの音をエンドレス再生できるiOSの機能)でいいや、ということになりかねません。
そこで利用したいのが、iOS 18.4で追加された「アンビエントミュージック」。前述したバックグラウンドサウンドを一歩進めたような機能で、波の音などの環境音ではなくApple Musicに用意されている環境音楽/アンビエントミュージックを再生できるのです。Apple Musicの契約は必要なし、インターネットに接続できる環境があればOKです。iPhone内蔵スピーカーはもちろん、Bluetoothスピーカーやイヤホンで聴くこともできます。
使いかたはかんたん、コントロールセンターの登録候補に用意されたアンビエント欄から、「スリープ」など4種類用意されたアンビエントミュージックを選び、コントロールセンターに追加すれば準備完了。音楽が欲しいときにはボタンをタップするだけ、もう一度タップすれば再生は停止されます。けして高音質とはいえませんが、とてもありがたい機能ですよ。



