iPadの画面のカスタマイズ方法として、前回は「Widgetsmith」というアプリを使ってウィジェットをデザインする方法を解説しました。iPad向けにはウィジェット関連のアプリが多数リリースされていますので、第4回目となる今回はもう1つのおすすめアプリ「Widgy Widgets」を使ってホーム画面にお気に入りのウィジェットを配置する方法を紹介します。

まずはテンプレートを使って作ってみよう

iPadのホーム画面をカスタマイズするには、自分好みのウィジェットを使うのがおすすめです。前回の記事で紹介した「Widgetsmith」を使えば自分でウィジェットをデザインできますが、デザイン性溢れるウィジェットを手軽に利用したり、オリジナルウィジェットを自由に作成したりしたい場合は「Widgy Widgets」(以下、Widgy)というアプリも試してみましょう。

まず、このアプリのすごいところは、あらかじめデザインされたウィジェットのテンプレートが多数登録されていること。アプリ内に多数のおすすめテンプレートが登録されているほか、ほかのユーザが作成したテンプレートもたくさん揃っているので、それをすぐに利用することができます。

また、WidgyはQRコード経由で、ほかの人が作った作品をインポートすることも可能です。インターネットを検索して気に入った作品を見つけたら、ぜひ読み込んで使ってみましょう。

  • App StoreからWidgyをダウンロードします

  • アプリを起動すると利用言語の選択画面が開きます。[日本語/Japanese(日本)]を選びましょう

  • 「Widgyへようこそ!」の画面が表示されたら[続行]をタップします

  • その後「日付」や「測定単位」「温度単位」「アプリアイコン」の画面が続けて表示されるので設定し、[続行]をタップします

  • 最後に簡単なチュートリアルが表示されますので確認して、[続行]をタップします

  • Widgyのトップ画面が表示されます。下部に[クリエイト][閲覧・検索][管理][Goodies][設定]というメニューが表示されます

  • [閲覧・検索]をタップすると、他のユーザが作成したウィジェットが表示されます。画面をスクロールしながらお気に入りを見つけたら、タップします

  • ウィジェットの詳細が表示されます。下部にある[Import Widget]をタップすると「インポートに成功しました」と表示されます

  • [クリエイト]メニューをタップして、[インポート]欄に先ほど選択したウィジェットが表示されるのを確認します

  • [管理]メニューをタップして、自分が選択したウィジェットのサイズと同じサイズを選びます

  • [インポート]欄に選択したウィジェットが表示されるので、タップして選択します

  • [テーマを適用しますか?」と聞かれるので、[NO]を選択します

  • これで選択したウィジェットがホーム画面で使えるように登録されました

  • アイコンが震え出すまでホーム画面を長押しして、画面左上の[編集]メニューをタップし、[ウィジェットを追加]を選びます

  • ウィジェットギャラリーが開きます。サイドバーから[Widgy]を選択して、選択したウィジェットと同じサイズを選び、[ウィジェットを追加]をタップします

  • ホーム画面にウィジェットが追加されます

  • [クリエイト]メニューの[インポート]をタップすると、カメラが起動します。QRコードにむけてかざすと読み込むことができます

  • なお、無料版ではウィジェットは1つしか作れませんので、もし気に入ったらウィジェット数が無制限になる有料版(1,500円)にアップグレードしてみてください

ウィジェットを編集してみよう

このようにWidgyではほかの人が作成したウィジェットを簡単にインポートして自分で使うことができますが、もし自分だけのオリジナルにこだわりたかったら、デザインの編集が可能です。

ウィジェットをインポートしたあと[クリエイト]メニューからウィジェットをタップすると編集画面が表示され、位置やフォント、カラーなどウィジェットを構成しているさまざまな要素をカスタマイズできます。

ただし、編集作業にはある程度のスキルが必要となるので、時間をかけて編集の仕方を覚えていきましょう。

  • ウィジェットをインポートしたら[クリエイト]メニューに表示されているウィジェットをタップします

  • 画面下にある[Edit As A Copy]を選びます。[Edit Widget]を選ぶと元のウィジェットに変更を加えてしまいますので、初めはコピーして編集を加えるといいでしょう

  • ウィジェットの編集画面が表示されます。画面右側の各種メニューからウィジェットのさまざまな要素を変更できます

  • ウィジェットの要素を選択してテキストやカラーなどを変更できます

  • 今回選択したウィジェットの場合、ドットの色やウィジェットをアクションしたときの動作も変更できます

  • 編集が終了したら画面左上の[<]から[確認]をタップすると、[クリエイト]メニューに戻り、編集後の内容を確認できます

オリジナルウィジェットを作ってみよう

Widgyでは、いちから自分でオリジナルウィジェットを作ることも可能です。[クリエイト]メニューの[+Create New]をタップして作りたいウィジェットのサイズを選ぶと、ウィジェットの作成画面が表示され、テキストやシンボル、画像、カレンダーなどの要素を配置して作り込んでいけます。

もちろん、既存のテンプレートを編集するよりも高いスキルが求められますが、オリジナルウィジェットを作ることができればよりiPadの画面を個性的に彩れます。実際にウィジェットを作成したら、自分だけで使うのではなく、ほかの人も使えるように世界に向けて発信してみるのも面白いかもしれません。

  • ウィジェットをいちから作るには、[クリエイト]メニューの[+Create New]をタップします

  • 作りたいウィジェットのサイズを選択します

  • ウィジェットの作成画面が表示されます。テンプレートを編集する場合と違って、画面右側のメニューには何も登録されていません

  • [新しいレイヤーを追加]を選ぶと図のようなメニューが表示されます。ここからウィジェットに置きたい要素をレイヤーとして追加し、デザインしていきます