iPadの画面のカスタマイズ方法として、前々回はホーム画面上に表示されるアプリデザインの変更方法、前回はランチャアプリの活用について解説しました。第3回目となる今回は、ウィジェットがテーマです。「Widgetsmith」というアプリを使って、ホーム画面に自分好みのウィジェットを配置してみましょう。

iPad標準のウィジェットで物足りないなら

iPadはホーム画面にさまざまなウィジェットを追加できます。ホーム画面をアイコンが震えるまで長押しして、画面左上に表示される[編集]ボタンをタップ。そして[ウィジェットを追加]を選ぶとウィジェットギャラリーが開くので、そこから使いたいものを追加するだけなので非常に簡単です。

しかし、このウィジェットギャラリーで選択できるウィジェットはデザインが決まっており、ユーザが自由にカスタマイズできません。もっと自分好みのウィジェットを使いたいと考える人も多いでしょう。

そこで活用したいのが、App Storeで公開されているサードパーティ製のウィジェットアプリです。さまざまなアプリがリリースされていますが、その中でも今回紹介する「Widgetsmith」を使えば、自分好みにデザインをとことんカスタムしたカレンダーや時計、メモなどのウィジェットをホーム画面に追加することができます。

アプリの使い方は非常に簡単ですので、iPadのホーム画面にこだわりたい人はぜひ使ってみましょう。

  • ウィジェットを追加するには、アイコンが震えるまで画面を長押しして、画面左上に表示される[編集]ボタンをタップ。そして[ウィジェットを追加]をタップします

  • サイドバーからアプリを選び、ウィジェットのサイズを選択して[ウィジェットを追加]をタップします

  • ホーム画面にウィジェットが追加されます。ただし、ウィジェットのデザインはユーザが変更できません

デザインにこだわったウィジェットを作ろう

Widgetsmithにはさまざまな機能が搭載されていますが、ウィジェットの作成は実に簡単に行えます。アプリを起動してトップ画面から[All Widgets]ボタンを選択すると、「SMALL」「MEDIUM」「LARGE」「EXTRA LARGE」などから作成したいウィジェットの形状が表示されるので選択します。

するとウィジェットの作成画面が開くので、あとはウィジェットの種類(写真や時刻、カレンダー等)を選び、あらかじめ用意されているテーマを選んだり、任意の写真を利用したりしてウィジェットを自分好みにデザインしていきます。

では、実際の手順を詳しく見ていきましょう。

  • App StoreからWidgetsmithをダウンロードします

  • Widgetsmithを開くとトップ画面が表示されます

  • [All Widgets]ボタンを選んだ状態で、画面をスクロールしながら作りたい形状を選びます(ここでは[Add Medium Widget]をタップします)

  • ウィジェット作成画面が開きますので、[Widget]タブを選択してウィジェットの種類を選びます(ここではカウントダウン型の時計を作成してみます)

  • [Theme]タブに切り替えて、ウィジェットのテーマを選びます

  • [Customize Theme]をタップすると、フォントの種類や色合い、背景、ボーダーなどを細かくカスタマイズできます

  • 画面右上の[Save]をタップするとカスタマイズ内容を保存できます。作成中のウィジェットだけに反映する場合は[Apply to This Widget Only]、テーマ全体に反映するには[Update Theme Everywhere]をタップします

  • 今回選択したウィジェットでは[TEXT]タブでテキストを自由に入力できます

  • [Date / Time]タブでは、カウントダウン方法などを選択できます

  • 作成後[Save]をタップすると、トップ画面に作成したウィジェットが追加されます

ホーム画面に追加しよう

ウィジェットを作成したら、あとはiPadで通常のウィジェットを追加するようにウィジェットギャラリーを開いて、サイドバーから[Widgetsmith]を選択。作成したサイズのウィジェットを選んでホーム画面に追加します。そして最後にウィジェットをタップして設定画面を開き、作成したウィジェットを選択すればホーム画面に自分がデザインしたウィジェットが配置されます。

  • ウィジェットギャラリーを開き、サイドバーから[Widgetsmith]を選択。作成したサイズのウィジェットを選び、[ウィジェットを追加]をタップします

  • ホーム画面に追加されたウィジェットの設定画面で、作成したウィジェットを選択します

  • ホーム画面に作成したウィジェットが表示されます

コントロールセンターのウィジェットも作れる

このようにWidgetsmithを使えば実に簡単に自分好みのウィジェットを作成することができます。無料版では基本的なテーマしか選ぶことができませんが、さらに有料版(3日間無料、その後月額200円)にアップグレードすれば、オリジナルのウィジェットやアイコン、テーマ、フォントなどが追加され、より凝ったデザインのウィジェットを作成可能です。iPad標準ウィジェットではなく、すべて独自デザインのウィジェットにすれば、iPadのホーム画面を見違えるほど変えることができます。

なお、Widgetsmithではロック画面やコントロールセンターのウィジェット(コントロール)を作ることも可能です。単にアプリを起動するものだけでなく、電話をかけたり、URLを開いたりなど特定のアクションを割り当てたコントロールを作れるので、ホーム画面やロック画面同様にコントロールセンターも一緒にカスタマイズしてもっとiPadを使いやすくしてみましょう。

  • 標準ウィジェットではなく、独自にデザインしたウィジェットをどんどん追加してホーム画面をカスタマイズしてみましょう

  • 有料版にアップグレードすれば、オリジナルのウィジェットやアイコン、テーマ、フォントなどが利用できるようになります

  • Widgetsmithのトップ画面で[Control Center]ボタンを選び、[Add Action]をタップします

  • ウィジェットに割り当てるアクション(機能)を選択します(ここでは[Open URL]を選択)

  • 開いた画面にURLを入力して[Next]をタップします

  • 必要に応じてタイトルやサブタイトル、アイコンの形状を選びます

  • iPadでコントロールセンターを開き、画面左上の[+]ボタンをタップします

  • コントロールセンター下部にある[コントロールを追加]をタップします

  • [Widgetsmith]を表示してウィジェットをタップして追加します

  • コントロールセンターにウィジェットが追加されたら、作成したウィジェットを選びます

  • 作成したウィジェットがコントロールセンターに追加されました。コントロールをタップすると、設定したURLがブラウザで開きます