Beatsは、フィットネス向けの完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2」を2025年2月13日に発売する。価格は39,800円。

  • 「Powerbeats Pro 2」

Powerbeats Pro 2は、再設計された音響アーキテクチャを採用し、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキングに対応したフィットネス向けの完全ワイヤレスイヤホン。カラーはジェットブラック、クイックサンド、ハイパーパープル、エレクトリックオレンジの4色を用意している。

約1,000人のアスリートを対象にテストを行い、ニッケルチタン合金を使用したイヤーフックは高い柔軟性とグリップ感を備え、前モデルより20%の軽量化を実現。耐汗耐水性能はIPX4等級となっている。トレーニング中であっても高いリスニング体験をもたらすために、Appleのアクティブノイズキャンセリングテクノロジーを搭載。外部音取り込みモードも加わり、アスリートは周囲の状況を把握できるので、屋外でも安心して使用できる。

アダプティブイコライゼーションは、装着状態に基づいて、リアルタイムでサウンドを調整。内向きマイクが音を検知し、コンピュテーショナルオーディオを使用したアダプティブイコライゼーションが低音域と中音域を調整することで、装着状態のばらつきによる音の損失を補う。また、ベントも進化し、より安定したサウンドを提供する。着け心地を最適化するために、Beats製品としては、初めて5種類の(XS、S、M、L、XL)イヤーチップを同梱した。

ワークアウトのための心拍数モニタリングを新搭載。LED光学センサーが毎秒100回以上のパルスを発して血流を測定し、アスリートはリアルタイムでパフォーマンスデータを確認できる。対応するフィットネスアプリにもリアルタイムで連携が可能となっており、日本においては、発売時点で「Nike Run Club」「Slopes」「YaoYao – ジャンプロープ」が心拍数モニタリング機能に対応する。

Class 1 Bluetoothでの接続で、通話や空間オーディオでのFaceTime、Siriの起動が行える。Appleデバイスとは完全互換性を備え、ワンタッチペアリング、自動切り替え、オーディオ共有、Siriによるハンズフリーコントロール、「探す」機能が利用できる。Androidでは、Beatsアプリをインストールすることで、ワンタッチペアリング、心拍数モニタリングのオン・オフ、コントロールのカスタマイズ、バッテリー残量ウィジェット、「Beats を探す」、ワイヤレスアップデートの利用が可能となっている。

オンイヤーボタンやSiriによるハンズフリー機能を使ってオーディオを操作できるので、中断することなく集中したトレーニングが行える。左右のイヤーバッドには音量調整ボタンも搭載。左右のイヤーバッドには、精度を高めた音声を感知する加速度センサーとマイクを3基装備。コンピュテーショナルオーディオと機械学習アルゴリズムを活用した「声を 分離」機能では、通話中に周囲の雑音を低減しながら、ユーザーの声を分離してクリアな音声を届けてくれる。信号対雑音比(SNR)も向上し、ボイスターゲティング機能やノイズ抑制機能により、快適な通話ができるようになった。

本体にApple製の「H2」チップを内蔵したことで、電力効率が向上。充電ケースの使用で最大45時間、イヤーバッドは最大10時間の再生ができ、長時間のランニングやトレーニングにも対応する。急速充電の「Fast Fuel」機能も搭載し、5分の充電で最大1.5時間の再生が行える。充電ケースは、前モデルと比較して33%小型化。Beatsのケースでは初めて、ワイヤレス充電に対応している。

また、発売と同時に大谷翔平、レブロン・ジェームズ、リオネル・メッシの3人が登場する「Listen to Your Heart」キャンペーンムービーが公開になっているので、こちらも併せてチェックいただきたい。