2024年9月26日から29日まで開催される「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」にて、架け橋ゲームズとDevolver Digitalは、共同でブースを出展する。昨年の「TGS2023」でも登場した『SONOKUNI』『Sagres』をはじめ、『Post Trauma』『Neva』『Cairn』『Skate Story』など、世界中から集まった注目のインディーゲームの試遊台がブース内に多数用意されていた。
そのうち、筆者は2024年10月16日に発売予定の『Neva』をプレイ。「TGS2024」で初公開となった日本語版デモで、作品冒頭のチュートリアルを体験した。
幼いネヴァがかわいすぎる! 「呼ぶ」「なでる」のアクションで深まる絆
『Neva』は、闇の力により悲劇に襲われた主人公の女性「Alba(アルバ)」が、好奇心あふれるオオカミ「Neva(ネヴァ)」と共に世界を旅するアクションアドベンチャーゲーム。季節ごとに章が立てられており、第一章は「夏」の森から始まる。
まだ幼いネヴァは、プレイヤーが操作するアルバのあとを追いかけて来る。……かと思いきや、道の途中に咲く花に気を取られて足を止めてしまったり、蝶を追いかけて先に走って行ってしまったり、自由奔放に行動する場面が多くあった。
一方で、距離のある高台の足場をジャンプしなければならない場面では、跳ぶのを怖がって躊躇する姿も見せる。そんなときは、アルバが先にジャンプをして見せてから、ネヴァを呼ぶアクションを使う。「こっちにおいで」と声をかけてあげると、勇気を振り絞って跳び移って来てくれた。
また、操作方法のひとつには、ネヴァをなでるアクションもある。呼びかけに応えてくれたときや、がんばりを見せてくれたときには、「よしよし、良い子だね」と褒めてあげるのだ。
チュートリアルから愛くるしいネヴァの姿が満載で、どんどんと愛着がわいてくる。章を追うごとにネヴァとアルバ、そしてプレイヤーとの間には強い絆が結ばれるだろう。
ネヴァの成長と共に変化するバトルアクションと謎解き要素
森の中を進んでいくと、うごめく闇の中から黒い手が現れ、道を塞がれてしまった。ここからはバトルアクションのチュートリアル。アルバは勇ましく剣を抜く。剣で斬りつけると黒い手は地面に消え、道が通れるようになった。
さらに奥へ進むと、今度は闇に侵食された大木に行く手を阻まれてしまう。剣で数回攻撃を加えると幹の根元が切断され、木がふわりと浮き上がり、新たな足場へと変化して先に進めるようになった。どうやら剣で攻撃するアクションは敵を倒すだけではなく、こうした謎解きの要素でも使う場面があるようだ。
チュートリアルの最後には、複数の敵が現れ、アルバに襲いかかって来た。まだ幼いネヴァはバトルに参加することができず、黒い手に捕まってしまうことがあるため、その都度助けてあげなければならない。敵を倒しながらネヴァの安否を確認するのは、なかなかの緊張感があった。
すべての敵を倒し、ネヴァとアルバが抱き合ったところで、試遊プレイは終了。すでに公開されているトレーラー映像にもある通り、本編ではネヴァが大人のオオカミへと成長し、アルバと共闘するようになる。季節を重ね、2人の絆が今後どう深まっていくのか、発売が待ち遠しい。
『Neva』の発売日は2024年10月16日。プラットフォームはNintendo Switch、PlayStation 5(PS5)、Xbox Series X|S、PCと幅広く展開されるので、気になった方はぜひプレイしてみてほしい。