Vaonisは5月2日、手持ちのスマートフォンと組み合わせて使うスマート望遠鏡「Hestia」を発表した。レンズがとらえた光をスマートフォンのカメラに集める仕組みで、スマートフォンのカメラ機能で撮影できる。クラウドファンディング「Kibidango」にて支援を受け付ける。期間は5月2日16時~6月27日23時59分まで。発送時期は2024年11月上旬~2024年12月上旬。

  • スマホと組み合わせて天体を観測できるスマート望遠鏡「Hestia」

「Hestia」は、スマートフォンを本体上部に装着し、専用アプリ「Gravity by Vaonis」から簡単な操作で太陽や月などの天体を観察、撮影できるスマート望遠鏡。海外では6億円以上を集めたヒット商品で、今回日本初登場となる。

本体には30mm径の対物レンズを備え、レンズ構成は3群6枚。スマートフォンのカメラセンサーに直接集光するプリズムを備えた光学設計により、本体の小型化にも成功している。重量も500gと軽いため、持ち運びも苦にならない。

  • 手持ちのスマホを上部にはめ込んで使う。望遠鏡がキャッチした光は、内部のプリズムを通ってスマホカメラのレンズに向かう仕組み

撮影対象は、夜間の星空や月だけでなく日中の太陽も観察・撮影が可能。プレミアムパック同梱のソーラーフィルターを使用すれば、太陽の黒点も観測できる。撮影限界等級は7-8で、撮影倍率は25倍。3/8インチネジ穴を備え、本体サイズはW170×D240×H55mm、重さは500g。

  • 太陽をとらえた写真。黒点もしっかり見える

  • 月をとらえた写真。精細感はとても高い

商品は本体のみ、スタンダードパック、プレミアムパックを用意。商品構成と価格は以下の通り。

商品構成と価格(早割、超早割あり)

  • Hestia(本体のみ):50,800円
  • Hestiaスタンダードパック:61,100円
    Hestia(本体)、高さ調節可能な三脚、ダストカバー
  • Hestiaプレミアムパック:81,300円
    Hestia本体、ソーラフィルター、ソーラーポインター、スマホ用サンシェード 、高さ調節可能な三脚、ハードケース