通信キャリア各社は1月29日、令和6年能登半島地震に伴う被災地への各種支援措置の実施期間延長を発表した。各社とも、支援措置を2月29日(木)まで実施することとなっている。
NTTドコモ
NTTドコモは、これまで2月1日としていた支援措置の実施時期を、2月29日までと変更した。
また、被災地域のユーザーを対象とした「災害時データ無制限モード」についても、1月31日までとしていた実施期間を2月29日までに延長している。「災害時データ無制限モード」により、利用可能データ量増減に達しても速度制限はかからず、速度制限中のユーザーも速度制限が解除される。データ容量に上限がある段階型プランでは、契約プランのデータ容量の利用後に「災害時データ無制限モード」が適用される。
KDDI/沖縄セルラー
KDDI/沖縄セルラーも、同様に支援措置の実施時期を2月29日までとしている。また、利用料金の支払い期限の延長については、当初発表の2024年1月請求分に加えて2024年2月請求分も対象とし、さらに支払い期限を3月31日までに再延長している。
また、当初1月31日までとしていたデータ通信の支援も、期間を2月29日までに延長している。auでは契約プラン超過時の速度制限の解除、UQ mobileでは利用者がチャージしたデータ容量から最大20GBを差し引き、povo2.0では7日間データ通信が使い放題となるプロモコードの発行、povo1.0では月間データ容量20GBの付与を行う。
ソフトバンク
ソフトバンクも、これまでに発表済みの支援措置のうち、対象期間を1月31日までとしていた下記の措置については期間を2月29日まで延長する。
- 携帯電話・スマートフォン:データ追加購入料金の無償化、料金支払期限の延長
- インターネット・固定電話:料金支払期限の延長
- でんき:料金支払期限の延長
このほかの当初予定で実施期間に2月以降が含まれている措置については、変更なく適用される。
UQコミュニケーションズ
UQコミュニケーションズは、支援措置として実施している窓口での利用料金の支払い期限の延長を当初発表の2024年1月請求分に加えて2024年2月請求分も対象に加え、3月31日まで延期する。また、お試し機器貸出サービス「Try WiMAX」の機器返却期間も、当初予定の1カ月延長から2カ月延長に延長期間を変更する。