発売から約1カ月が経ったGoogleのスマートフォン「Pixel 7a」。発売直後からキャリアによるキャンペーンが大々的に行われていることもあってか、筆者の周りでも入手している人が徐々に増えているなと感じています。

そんな人たちから相談を受けることが多いのが「ケースをどうすれば良いか分からない」という問題。発売当初こそケースが無料で同梱されるキャンペーンが行われていましたが（Googleストア限定）、終了した現在はたしかにケース選びに迷ってしまうのも頷けます。

そこで注目したいのが「Made for Google Pixel」という一部のアクセサリメーカーに与えられたGoogle認定のライセンスです。互換性などの基準を満たしたアクセサリに付与されるもので、このライセンスを目印に探せば迷わず高品質なケースが手に入ります。

今回はPixel 7aと同タイミングで発売されたMade for Google Pixel認定ケースの中から、特に若い人たちに人気の「iFace First Class」ケースをご紹介します。

  • Pixel 7a用「iFace First Class」ケース

    Pixel 7a用「iFace First Class」ケース

人気ケース初のPixel用モデルをチェック

Pixel 7a向けの「iFace First Class」ケースは、Pixel 7a本体のカラーバリエーションにあわせてブラック・ホワイト・くすみブルーの3色が用意されています。今回のレビューに使用した「くすみブルー」は、特にPixel 7aの青系カラー「Sea」にマッチする色味です。

  • 今回紹介する「くすみブルー」は、少し白みがかった水色という印象です

    今回紹介する「くすみブルー」は、少し白みがかった水色という印象です

ケース本体の形は、iFaceではおなじみとなっている本体の中央を起点に四隅に向かって広がっていくもの。これによって、万が一落としてしまった際にケースの中のスマートフォン本体に衝撃が伝わりにくいようになっています。

参考までに、どれくらい四隅を重点的に保護しているのかを分かりやすくするために、Pixel 7a本体を裏返してケースと合わせてみました（写真参照）。角に近付くにつれてTPUフレームの厚みが増していて、しっかり手厚く保護されているのが分かるかと思います。

  • 四隅付近は2～3mmほど厚く保護されていて耐衝撃性は高そうです

    四隅付近は2～3mmほど厚く保護されていて耐衝撃性は高そうです

ケース内部（裏側）はハニカム構造になっていて、こちらも落下時に衝撃を分散して本体を保護してくれます。総じて耐衝撃性に優れているのがiFaceシリーズ共通の特徴というわけです。

  • ケース内側のハニカム構造

    ケース内側のハニカム構造

サイズは大きくなるが安心感も上がる！

実際にPixel 7aにiFaceを装着してみると、ケースの保護性能が高いぶん全体が一回りほど大きくなっていることが分かります。

手のサイズは平均的な筆者ですが、iFaceを装着した状態では片手操作は難しく、ホールドするのが精一杯。両手での操作が必須となる人が多そうです。

  • ケースを装着するとハッキリ分かるレベルでサイズが増します

    ケースを装着するとハッキリ分かるレベルでサイズが増します

Pixel 7シリーズはカメラ周りの飛び出しも気になるところですが、iFaceであればこちらの保護も問題なし。本体のカメラモジュールより1mm程度ケースがせり出しているため傷からの保護も期待できそう。テーブル等に置いた際にカタカタしにくいのも嬉しいポイントです。

また、背面右下にはストラップホールが用意されていて、お気に入りのアクセサリーや首掛け・肩掛け用のストラップを装着できるようになっています。

  • カメラモジュールまでしっかり保護されていて、不意な傷の心配はなさそう

    カメラモジュールまでしっかり保護されていて、不意な傷の心配はなさそう

本体右側にある電源ボタン・音量ボタンはケースのTPU素材によって覆われていますが、しばらく使ってみた限りでは実用には問題ありません。むしろ、個人的にはケース未装着の状態よりも押しやすさが上がっているように感じました。

  • ボタン類もしっかり覆われています

    ボタン類もしっかり覆われています

ケースの底面はスピーカー・マイク・USB Type-C端子にあわせてくり抜かれていて、端子部分も幅には余裕があります。

ただし、ケースの開口部から本体のUSB Type-C端子まで約2mmほど奥行きがあるので、コネクタ部分の形状によってはうまく使えないケーブルも出てくるかもしれません。

  • くり抜き精度が高いのはさすがMade for Google Pixel取得済みといったところです

    くり抜き精度が高いのはさすがMade for Google Pixel取得済みといったところです

  • ケーブルによっては使えない可能性があります

    ケーブルによっては使えない可能性があります

これまでiFaceという名前は知っていながら使う機会がなかった筆者ですが、実際にPixel 7a用ケースを使ってみると、一目見るだけで分かる耐衝撃性の高さ・クリっとした独特のデザインなど、たしかに若い人たちに人気の出そうなケースに仕上がっているなと感じました。

iPhone用のiFaceと比較するとカラーバリエーションが限られてしまうのは気になるところですが、慣れ親しんだiFaceをPixel 7aでも使いたい！という人には間違いない選択肢でしょう。