ヤフーは3月8日、「Yahoo! MAP」Android版アプリにて、災害時や通信障害などの緊急時でもオフラインで地図を確認できる「防災モード」に、事前ダウンロードした地図が自動で更新される機能を追加した。

  • 「Yahoo! MAP」Android版の「防災モード」に、地図に自動更新機能が加わった。2023年は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から28年、2011年3月11日に発生した東日本大震災から12年となる

2022年11月にリリースされたYahoo! MAPアプリの防災モードは、災害時など通信が利用できない状況でも、オフラインで自宅と職場付近の地図(東西約6kmずつ、南北約10kmずつの範囲)を見られる機能。国土交通省や自治体からのデータを元にした「土砂災害の警戒区域」「洪水の浸水想定区域」「津波の浸水想定区域」「地盤のかたさ(ゆれやすさ)」の4つのハザード情報を、標準地図に重ねる形でオフライン表示できる。

今回、事前に地図をダウンロードし、「地図の自動更新」の設定をオンにしておくことで(デフォルトはオフ)、地図が自動で更新される機能を追加した。これにより、ダウンロードした地図を手動更新する必要なく、常に最新の状態でハザードマップや自宅、職場周辺の地図をオフラインでも確認できるようになる。

地図のダウンロードは、標準地図と4種類のハザードマップすべてが対象。最新状態を維持するため、地図の保存期間は毎月10日から翌月9日までとなり、「地図の自動更新」をオンにすると、毎月10日に最新地図が自動でダウンロードされる。同設定がオフの場合は、保存期間終了後に更新を促す通知が送信される。

なお、防災モードをオフラインで使う場合、ルート検索やジャンルの表示、雨雲レーダーといった通信が必要な機能は利用できない。