米Meta社が現地時間2月19日、InstagramとFacebookにおいて、アカウントが本物かどうかを示す青い「認証バッジ」を付与するなどのサブスクリプションサービス「Meta Verified」を導入すると発表した。今週末からオーストラリアとニュージーランドで段階的なテストを開始し、その後ほかの国でも利用を広げていく予定としている。
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InstagramとFacebookのサブスク「Meta Verified」が登場
同社によると、クリエイターから「知名度やリーチを上げるための機能に加えて、認証やアカウントサポートへのアクセスをもっと広げてほしい」という要望が多かったことを受けて、本サービスの提供を開始したとのこと。
「Meta Verified」では、なりすましからの保護強化のための、アカウントが加入者本人のものだと証明する青い認証バッジや、カスタマーサポートに直接アクセスできるなどの特典が付与される。このほか、検索やコメント、レコメンデーションなどでサブスク加入者の投稿が目立つようになり、知名度やリーチの向上につながる効果が得られたり、スター（Facebookの投げ銭のようなもの）を月100個獲得できたりするという。
サービスの提供対象は、18歳以上で過去の投稿履歴など最低限の活動要件を満たしたユーザーとされている。また、FacebookまたはInstagramのプロフィール名と写真に一致する政府発行のID証を提出する必要もあるという。価格はAndroid版で月額11.99ドル（日本円で約1,600円）、iOS版で月額14.99ドル（日本円で約2,000円）だ。なお、記事執筆時点では法人の申請には未対応のようだ。
同社CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、自身のFacebookでの投稿で、このサブスクリプションサービスの導入目的を「当社のサービス全体の信頼性と安全性を高めるためのものです」と説明している。
ネット上では「インスタを広告媒体だと考えてるお店や一部のプロは飛びつくだろうな」「Instagramもか、Twitterを見て思ったけどバッヂの存在意義はほぼなくなるからな」「高すぎる月300円が限度」「認知欲求がまた食い物に・・・でもWINWINだな」などの声が寄せられた。
