米AMDは5月5日(現地時間)、型番末尾にCが付されているChrome OS向けプロセッサの新モデルとして、Zen 3アーキテクチャを採用する「AMD Ryzen 5000C」シリーズを発表した。教育分野だけでなく、消費者向けやビジネス向けとしても利用できる高い性能を実現しているという。

  • 画像はAMD Ryzen 3700Cを搭載する「ThinkPad C13 Yoga Chromebook」

Zenアーキテクチャを採用していた「Ryzen 3000C」シリーズの後継モデルにあたる製品。今回発表されたモデルではZen 3アーキテクチャの採用で大きく性能を高めており、応答速度は最大67%、グラフィックス性能は最大85%も向上。Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2に対応し、最先端の接続性を備えて大きな帯域でのデータ通信を行える。2コアから8コアまでの4製品について明らかにされており、主な仕様は以下の通り。

仕様 コア/スレッド数 ブースト/ベースクロック GPUコア数 キャッシュメモリ TDP
Ryzen 7 5825C 8/16 4.5GHz/2.0GHz 8 20MB 15W
Ryzen 5 5625C 6/12 4.3GHz/2.3GHz 7 19MB 15W
Ryzen 3 5425C 4/8 4.1GHz/2.7GHz 6 10MB 15W
Ryzen 3 5125C 2/4 3.0GHz/3.0GHz 3 9MB 15W
  • 性能はAMD公式サイトから抜粋