うっかりiPhoneをなくしてしまったこと、ありますか? タクシーやレストランの座席、トイレの個室など、一瞬iPhoneを置いたらついそのままに...誰にも起こりうる話です。

iPhoneを紛失したときにまずやるべきは、パソコンなどのWEBブラウザを使ってicloud.comへアクセスし、「iPhoneを探す」アプリで対象のiPhoneを「紛失モード」にすることです。そうすれば、なくしたiPhoneであることや連絡先電話番号を表示するなどして、拾った人物とコンタクトをとることが可能になります。

紛失モードにすると、そのiPhoneにおけるApple Payは無効化されます。クレジットカードやデビットカードはiPhoneがオフラインの状態でも停止され、エクスプレスカードに設定されているSuicaやPASMOも次回iPhoneがオンラインになったとき停止されるので、拾った人に悪用される可能性は低いといえます。

紛失モードを解除すると、iPhoneは元どおり利用できるようになりますが、Apple Payはもうひと手間必要です。紛失モードを解除しただけでは、ウォレットアプリに登録したカードに「Apple ID認証が必要です」とメッセージが表示され、決済に使用できません。

Apple Payを利用可能にするには、紛失モード解除後にウォレットアプリを起動し、適当なカードを選び「Apple ID認証が必要です」をタップしましょう。画面の指示に従いApple IDパスワードを入力すれば、登録したすべてのカードが元どおり利用できるようになるはずです。

なお、Apple IDパスワードを入力してから承認が得られるまで、少なくとも数十秒ほどかかります。紛失モードを解除したあと、ウォレットアプリでApple IDパスワードを入力しないまま店頭で支払いに使おうとすると、承認が得られるまで待たされて気まずい思いをすることになるので注意しましょう。

  • 紛失モード解除後にApple Payを使うには、Apple IDパスワードの入力が必要です