米Microsoftは3月14日(現地時間)、クラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」のユーザーから多くの要望があったiPhone/iPadでのゲーム体験を改善するアップデートを行ったことを明かした。

Xbox Cloud Gamingは、WindowsではXboxアプリ、AndroidではXbox Game Passアプリから利用するが、Appleはクラウドゲーミング用のアプリをApp Storeで認めていない。そのため、iPhone/iPadではSafariブラウザを使ってアクセスする。

アップデートはiPhone/iPadのプレイ環境向けにビデオ出力を調整、またゲームがよりスムーズに動作し、レスポンス良く操作できるようにデータ転送を最適化した。Microsoftがアップデートを提供し始めた時期は不明だが、変更を実施してからプレイヤーからの好意的なフィードバックが大幅に増加し、エンゲージメントが向上、iPhone/iPadユーザーのプレイ時間が35%長くなったという。

Xbox Cloud Gamingは、Microsoftのゲーミング・サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」のUltimateプラン(月額1,100円)に含まれるサービスの1つ。Windows PC、Xbox Series X/SおよびXbox One、Androidデバイス、Webブラウザ(Mac、iOS/iPadOSデバイスなど)で利用できる。まだBetaサービスだが、日本でも昨年10月にXbox Cloud Gamingの提供が始まった。