セイコーウオッチは2月18日に、1961年リリースの金字塔的モデル「キングセイコー」を現代の技術で甦らせたという新作を発売する。ダイヤルの色違いで5モデルをラインナップし、いずれも価格は198,000円。

  • キングセイコー(画像はシルバーダイヤル「SDKS001」)

ベースとなったのは「KSK」と呼ばれる2代目キングセイコー。今回の新作ではKSKに近い小ぶりなサイズを継承し、太めのかん足を強調した現代的なスタイルとした。ケースには鏡面仕上げとヘアライン加工を組み合わせ、シャープな質感を表現している。

ダイヤルは、鋭い印象を与える多面カットのインデックスと、太く長い針によって高い視認性を確保。12時位置のインデックスは、ベースのKSKから受け継いだという独特の形状をしており、インデックス天面のライターカットが輝く。風防は内面無反射コーティングされたクラシックなボックス型サファイアガラスで、キングセイコーの格調高くも柔らかな雰囲気を再現した。

  • 1965年発売の2代目キングセイコー「KSK」

  • KSKのオリジナルカラーを再現したシルバーダイヤルの「SDKS001」

  • 12時位置のインデックス天面には独特のライターカット

  • キングセイコーをオマージュしたという新開発の多列ブレスレット

りゅうずや裏ぶたには、「盾」をイメージしたキングセイコーのブランドマークを復刻。当時のシルエットを現代風のフラット&モダンなデザインとしている。

新たに開発したというブレスレットは、1960年代のキングセイコーをオマージュしたフラットな多列構造。ケースと同様に鏡面仕上げとヘアライン加工を組み合わせ、多面的な構成となっている。このブレスレットとともに、時計全体として低重心化を図って装着性を高めた。

  • りゅうずと裏ぶたには、キングセイコーのブランドマーク「盾」を現代風のデザインで復刻

5モデルのうちシルバーモデル「SDKS001」は、KSKのオリジナルカラーを再現したもの。メタリックグレーダイヤル「SDKS005」はより現代風に、チャコールグレーとブラウン、およびレッドのダイヤルは放射仕上げによって温かみを演出するとしている。

  • SDKS003

  • SDKS005

  • SDKS007

  • SDKS009

各モデルとも、ムーブメントには手巻き付き自動巻き機械式「キャリバー 6R31」を搭載し、パワーリザーブは約70時間。カレンダー機能を省いており、3針ダイヤルの美しさを引き立てる。ほか、ケースとブレスレットの素材はステンレススチール、ケースサイズは外径37×厚さ12.1mm、防水性能は10気圧。

合わせて、別売の交換用ストラップをリリース。価格はカーフ製(4種類)が17,600円、スエード調の合成皮革製(1種類)が16,500円。セイコーウオッチのWebサイトにて、シミュレーターを使って時計本体とストラップの組み合わせを確認できる。