迷惑電話、困りますよね。ちょっとした連絡はSNSアプリで済ませてしまう昨今、こちらの状況を考えずにかかってくる電話の着信それ自体が煩わしいのに、延々と呼び出し音が鳴ろうものなら...呼び出し音そのものを止めたくなるのも道理です。
迷惑電話限定で呼び出し音を鳴らさないようにするには、iOS 13以降でサポートされた「不明な発信者を消音」を利用します。この機能は、一度も着信/発信したことがない番号か、連絡先に登録がある番号か、メールやチャットで利用した番号かを判定し、いずれにも該当しない場合は着信音を無音にして留守番電話につなぎます(着信履歴は残る)。機能を有効にするには、『設定』→「電話」→「不明な発信者を消音」画面にあるスイッチをオンにします。
ただし、この機能は完全ではありません。ともするとデメリットが生じることもあるため、じゅうぶん機能を理解したうえで利用する必要があります。
たとえば、電話をかけてきた相手が仕事関係者の場合。会社/法人では複数の電話番号を使用していることが一般的ですから、名刺に書かれたものと異なる番号から発信してくることは珍しくありません。「不明な発信者を消音」を有効にしていると、何度電話しても留守番電話につながる、と相手から苦情を受ける可能性大です。
緊急電話を利用したときにも注意しましょう。110や110などの番号にダイヤルすると、以降24時間は「不明な発信者を消音」機能が無効になるため、迷惑電話の呼び出し音が鳴ってしまいます。
なお、「不明な発信者を消音」が作動したときには、「通知されなかった着信」という通知が届きます。この通知を見たときには、その番号が迷惑電話からのものでないか確認したほうがいいでしょう。
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「不明な発信者を消音」を利用すると、迷惑電話の呼び出し音を鳴らさずにすむものの...
