KDDI/沖縄セルラーは12月23日、2022年3月31日をもってau/UQ mobileの契約解除料を廃止すると発表した。あわせて、アップグレードプログラムEXなど、au契約を継続することが条件となっていた端末購入プログラムのau契約継続の条件も廃止する。

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契約解除料は、所定の更新期間以外に回線契約を終了する際に発生する費用。NTTドコモは契約解除料と同趣旨の解約金・解約金留保制度を10月1日から廃止しておりソフトバンクも2022年2月1日よりソフトバンク/ワイモバイルの契約解除料廃止を発表している。今回、au/UQ mobileも契約解除料を廃止したことにより、“2年縛り”などと呼ばれた期間拘束を前提とした契約形態は役目を終えることになる。

auでは「WiMAX 2+ フラット for DATA」「タブレットプラン」などの期間を定めた料金プランや「2年契約N」「2年契約」など期間を定めた割引サービスがあり、またUQ mobileでも「おしゃべりプラン」などの料金プランが契約期間を定めており、これらはすでに受付を終了しているものが大半だが、更新タイミング前後の時期以外に回線契約を終了する場合に契約解除料の支払いが必要となっていた。2022年4月以降はその支払いが不要となる。

本発表の時点で新規受付を行っていたauの割引サービスの「2年契約N」は、契約排除料の廃止に合わせて受付終了となる。2年契約Nに未加入の利用者に対しては、au PAYカードお支払い割を適用することで2年契約Nの適用時と同じ基本料金で利用できるという。また、au STARの2年契約更新ギフト券プレゼントは、2022年3月プレゼント分をもって終了となる。

またUQ mobileでは、契約解除料の廃止にあわせて長期利用割引/スマトク割を廃止し、対象料金プランの基本料金を割引適用時の金額に改定する。

また、2019年9月まで受け付けていた端末購入プログラム「アップグレードプログラムEX/EX(a)」「アップグレードプログラム(タブレット)」「アップグレードプログラム(ジュニア)」において、au契約を継続していることという条件を廃止し、au契約を終了していても所定の条件を満たすことで分割支払金の残額支払いが不要になる特典を利用できるようにする。これは、2019年10月以降に提供を開始した端末購入プログラムと同じ扱いとなる。