ソニーは3月24日、ミラーレスカメラ「α」用の単焦点レンズ3本を発表した。広角レンズ「FE 24mm F2.8 G」、標準レンズ「FE 40mm F2.5 G」、標準レンズ「FE 50mm F2.5 G」の3本。いずれも、明るさを抑えることで小型軽量にしつつ、高級感のあるデザインに仕上げた。

ユニークなのが、24mm、40mm、50mmと焦点距離は異なるものの、外観やサイズ、フィルター径はまったく同じ。予想実売価格も3本とも同価格とした。旅行や散策、動画撮影に向く高画質レンズとして売り出す。

価格はいずれもオープンで、予想実売価格はいずれも79,000円前後。発売は4月23日(金)。

FE 24mm F2.8 G

  • 広角レンズ「FE 24mm F2.8 G」

  • 焦点距離などはプリントではなく刻印としており、質感が高い

FE 40mm F2.5 G

  • 標準レンズ「FE 40mm F2.5 G」

  • 40mmの焦点距離は使いこなしがいのある1本として人気を集めそう

FE 50mm F2.5 G

  • 標準レンズ「FE 50mm F2.5 G」

  • 外観は3製品ともまったく同じ

高画質のレンズブランド「Gレンズ」の単焦点レンズ。Gレンズならではの描写性能を追求しつつ、撮影するシーンや被写体によってレンズを使い分けるレンズ交換式カメラの楽しさを体感できることや、質感を高めて所有の満足感を得られることをアピールする。

レンズの外装とレンズフードはアルミニウムを採用した。絞り値や焦点距離マーク、フード上のソニーロゴは、すべて刻印とし、質感を高めている。

レンズは、3本とも直径が68mm、長さが45mmと共通。ピントリングだけでなく絞りリングやフォーカスホールドボタンも備える。オートフォーカスはインターナルフォーカシング式を採用。絞りリングは、クリックの有無を側面のスイッチで切り替えられる。AF用にリニアモーターを2基搭載し、動画でも満足できる高速・高精度・静粛なピント合わせを可能にした。レンズは防塵防滴に配慮した設計となる。レンズの重さは、FE 24mm F2.8 Gが約162g、FE 40mm F2.5 Gが約173g、FE 50mm F2.5 Gが約174g。

最短撮影距離や撮影倍率は以下の通り。

製品名 最短撮影距離 撮影倍率
FE 24mm F2.8 G 0.24m(AF時)、0.18m(MF時) 0.13倍(AF)/0.19倍(MF)
FE 40mm F2.5 G 0.28m(AF時)、0.25m(MF時) 0.20倍(AF)/0.23倍(MF)
FE 50mm F2.5 G 0.35m(AF時)、0.31m(MF時) 0.18倍(AF)/0.21倍(MF)