Insta360の親指サイズのアクションカメラ「Insta360 GO」。超コンパクトながら強力な手ブレ補正機能と、磁石でいろいろな場所に設置できる利便性、数秒の動画を繰り返し撮影してつなげるという遊び方で、新しいジャンルを築き上げた製品です。

そのInsta360 GOの第2世代製品「Insta360 GO 2」が登場しました。基本的な使い勝手はそのままに、さらに使いやすく楽しくなった製品に仕上がっています。

  • コンパクトなアクションカメラ「Insta360 GO 2」。希望小売価格は36,300円(税込)で、3月9日から販売を開始しています

小型サイズはそのままに、さらに自由に

Insta360 GOは、親指よりもひと回りほど小さい防水ボディを採用した小型アクションカメラ。Insta360 GO 2でも、基本コンセプトは変わりません。前モデルでは防水ケースに包まれたような外観で、水の飛沫に対して影響がないという「IPX4」相当の防水性能となっていました。見た目に反して長時間の水中撮影はできず、「浅いところであれば浸水して10秒まで撮影できる」という制限がありました。

  • ホワイトカラーでシンプルな外観

  • 指でつまめるコンパクトサイズ

それに対して、Insta360 GO 2では4mの深度まで対応する高い防水性能を備えました。外観からは透明ケースはなくなり、見た目には防水性能が弱くなっているようにも見えますが、むしろデザイン性が高くなったうえに防水性能も強化されています。

  • Insta360 GO(左)とInsta360 GO 2(右)を比較。従来は防水ケースに包まれたような外観でした

  • 両者を比較すると、やや厚く大きくなりました。防水性能を強化するなどしたためでしょう。Insta360 GO 2は、下部が少し浮いているように見えますが、この部分がボタンになっています。従来よりも押しやすくなりました

  • 背面の接点も変更。マグネットが内蔵されているのは従来と同様です

レンズ周辺のデザインも変わりました。これまでは透明ケースに入っていた本体が露出。代わりに、レンズ周辺にねじ切りがされており、標準でレンズ保護フィルターが装着されています。今回はテストできませんでしたが、別売で用意されるというNDフィルターに交換すれば、さらに幅広いシーンで撮影が楽しめそうです。

  • レンズにはねじ切りがあり、標準では保護フィルターが装備されています。フィルター類が交換できればさらに面白そうです

本体サイズは前モデルが49.4×21.4×14.85mm、18.3gでしたが、新モデルは52.9×23.6×20.7mm、27gと、やや大きくなりました。もっとも、親指サイズは変わらないですし、持ち運びが苦になるようなレベルではありません。単体での撮影方法は、本体を上から押し込む形。電源オフの状態からでもワンタッチで撮影がスタートします。