アドビは2月10日、Photoshop、Illustrator、Frescoの共同編集機能をはじめとした、Creative Cloudアプリのアップデートをリリースした。

  • Photoshop 2021デスクトップ版では、検索アイコンの隣に共同編集の招待ボタンが追加された

    PhotoshopやIllustrator、Frescoに、共同編集機能を追加。アプリには招待ボタンが追加された

今回のアップデートで、Photoshop、Illustrator、Frescoといった3つのアプリに「編集に招待」機能を搭載。これらのアプリに関して、デスクトップ版(Mac・Windows)、iPad、iPhone(Frescoのみ)といったすべての環境で、非同期の共同編集が行えるようになった。他の共同作業者が一度に1つずつ編集できる状態で、任意のクラウドドキュメントを共有する。

共同編集機能を使うにあたっては、「.PSD」または「.AI」ファイルをクラウドドキュメントとして保存してから、他の共同作業者を招待する。ちなみに、PhotoshopおよびIllustratorのiPad版アプリで作成したファイルはデフォルトでクラウドドキュメントとして保存される。共有したクラウドドキュメントは「assets.adobe.com」または「Creative Cloudデスクトップアプリ」に一覧表示されるため、そこからアクセスする。

また、Photoshop デスクトップ版(Mac・Windows)では、プリセット(ブラシ、スウォッチ、グラデーション、パターン、スタイル、シェイプ)の同期に対応。今後、Photoshop iPad版のブラシのみの同期が近日中に提供予定だ。プリセット同期のオン/オフを切り替えるには、環境設定>一般>プリセットの同期で設定を変更する。プリセットのフォルダ構造、グループ化、順序はデバイス間でも保持される。