Adobeは現地時間11月17日、ARM版Windows 10とApple Silicon(Apple M1)向け「Photoshop for ARM」のベータ版を提供開始した。いずれも対象となるハードウェアから、Creative Cloudデスクトップアプリ経由で入手できる。

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    Photoshop for ARM

ARM版Windows 10やApple M1を搭載したハードウェアでネイティブ動作し、Photoshopのコア機能の多くを提供するという。システム要件は以下の通り。

  • 8GB以上のRAMを搭載し、Windows 10(Build 19041.488)が動作するSurface Pro X
  • M1チップとAppleの現在のOS(macOS Big Sur)を搭載したApple Siliconハードウェア

ベータ版は完全に機能するバージョンではなく、既知の問題の一例としてCamera RAWやコンテンツに応じた塗りつぶし(Content Aware Fill)、コンテンツに応じた拡大・縮小(Content Aware Scale)、空の置き換え(Sky Replacement)などが提供開始時点では実装されていない。

また、ホーム画面でLightroomの写真からインポートしても機能しないなど、機能自体は存在するが制限またはバグがあるといった不具合も存在する。アドビでは、今後数週間でさらに機能をPhotoshop for ARMに追加する予定としている。