PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは11月12日(米国時間)、「PostgreSQL: PostgreSQL 13.1, 12.5, 11.10, 10.15, 9.6.20, and 9.5.24 Released!」において、オープンソースのデータベース「PostgreSQL」について、サポートしているすべてのバージョンの最新版の公開を伝えた。今回のリリースでは、3つの脆弱性に加え、過去3カ月間に報告された65を超えるバグが修正されている。

通常、この手のマイナーリリースではバグ修正が主な目的となっており、定期的なアップデート計画に沿ったアップデートの実施が推奨されることが多い。しかし今回のリリースに限っては「CVE-2020-25695」の内容が深刻であり、PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは可能な限り迅速にアップデートを適用することを推奨している。

  • PostgreSQL: PostgreSQL 13.1、12.5、11.10、10.15、9.6.20、and 9.5.24 Released!

    PostgreSQL: PostgreSQL 13.1, 12.5, 11.10, 10.15, 9.6.20, and 9.5.24 Released!

また、PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは今回のアップデートにおいて、PostgreSQL 9.5系を使っているユーザに対して注意を呼びかけている。PostgreSQL 9.5系は2020年2月11月が最後のリリースになるとみられており、以降はアップデートが提供されなくなる。本番環境でPostgreSQL 9.5系を使っている場合には、サポートされているより新しいバージョンへアップグレードすることが推奨されている。