Microsoftは米国時間2020年11月11日、Windows Terminal Preview 1.5.3142.0をリリースした。必然的に安定版のWindows Terminalもバージョン1.4に更新される。バージョン1.5では、端末に表示されたURLを「Ctrl」キー+クリックで既定のWebブラウザーで開けるようになった。また、ビープ音などを鳴らすBEL文字をサポート。「"bellStyle": "audible"」で有効、「"bellStyle": "none"」で無効にできる。

  • URLにマウスオーバーすると、「Ctrl」キー+クリックで開けることを示すメッセージが現れる(画像はすべて公式ブログより抜粋)

    URLにマウスオーバーすると、「Ctrl」キー+クリックで開けることを示すメッセージが現れる(画像はすべて公式ブログより抜粋)

 Windows TerminalはWindows PowerShellやWSLのLinuxディストリビューションに対して複数のプロファイルを作成するが、本バージョンからプロファイルに任意のアイコンを付与する機能を追加した。変更時はグローバル設定ではなく、プロファイル設定に「icon」で画像ファイルを指定する。詳細は公式ドキュメントを参照してほしい。

  • 各プロファイルに任意のアイコンを付与した状態

    各プロファイルに任意のアイコンを付与した状態

この他にもタブ切り替え順序を使用した順や配列順に切り替える機能や、デスクトップの背景画像をWindows Terminalの背景画像として使用する「desktopWallpaper」の追加、起動時から最大化やタブとタイトルバーを非表示にするフォーカスモードを有効にするオプション、アニメーションの無効化、コマンド パレットの機能強化、任意のペインをフルウィンドウに切り替える「togglePaneZoom」が加わっている。より詳細な変更はGitHubのリリースノートを参照してほしい。

阿久津良和(Cactus)