アマゾン ウェブ サービス ジャパンは9月30日、日本法人のソフトウェアベンダー(ISV)、データプロバイダー、AWSコンサルティングパートナーが、AWS MarketplaceとAWS Data Exchangeで自社のソフトウェアやサービスが販売できるようになったと発表した。

AWS Marketplaceは、8,000件以上の商品リストで構成されるデジタルカタログで、50カテゴリーのードパーティ製ソフトウェアの検索、テスト、導入、管理が行える。同サービスは世界中の24のAWSリージョンで展開されており、AWSのコンソールパネルにログインしてから数分で、事前構成済みのソフトウェアを起動できる。

  • 「AWS Marketplace」のトップ画面

一方、AWS Data Exchangeは、AWSのユーザーがクラウド上のデータを検索・利用できるようにするサービス。データプロバイダーはAWS Data Exchangeを用いることで、AWSのユーザーに、自社のデータセットを安全にパッケージ化してライセンスを供与し、受け渡しを行うことが可能になる。これにより、データを保存するためのストレージリソースを購入して、維持したり、データセットを送信したり、請求書を送ったり、ライセンスを与えたりする必要がなくなる。

今回の発表により、日本のISV、データプロバイダー、コンサルティングパートナーは新たな販路として、AWS MarketplaceとAWS Data Exchangeを利用する月間29万人以上のアクティブユーザーに対し、自社ソフトウェアやサービスを訴求できるようになる。

同日より、AWS Marketplaceからaptpod、インサイトテクノロジー、 テックビューロホールディングスが提供するサードパーティ製ソフトウェアを導入することが可能になった。