Xperia 5 IIは、内蔵スピーカーのサウンドもスケールアップしています。前機種のXperia 5と出来映えを聴き比べてみると、音像の定位感がさらに増していました。低音再生も足下へ吸い付くようなスピードと安定感があり、とても力強いインパクトが感じられました。

  • Xperia 5 IIとXperia 5の内蔵スピーカーによるサウンドを聴き比べました

通常のステレオ音源の音楽コンテンツをスピーカーで再生してみると、Xperia 5 IIは左右チャンネルの分離感がとても鮮明で、ボーカルの音像が中央の位置にはっきりと浮かび上がってきます。Xperia 5に比べるとかさついた音の雑味が一段と抑えられているので、奥行き方向にも広がる音場の透明感に差が現れます。

端末のオーディオ設定からDolby Atmosをオンにして、映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のトレーラーを再生してみると、新しいXperia 5 IIの低音はグンと伸びてくるような弾力感があります。コンパクトなスマホのスピーカーが再生しているサウンドのはずなのに、腹の底にズシンと響くような量感も感じられます。まるでリビングにいながら、テレビと本格的なサウンドバーを組み合わせてコンテンツを楽しんでいるような感覚です。

人の声の明瞭度は高く、中心位置の定位も安定。役者のダイアローグ(セリフ)が自然と耳に馴染んできます。細かな音の粒だちがキリッと鮮明なので、高い位置から音が振ってくるような、Dolby Atmosコンテンツならではの立体サウンドによる没入感を、Xperia 5 IIで満喫しました。