ビッグデータマーケティングを展開するTrue Dataは30日、郵便番号単位で地域ごとの生活者の傾向をビッグデータ分析から抽出し、購買行動や市場分析を行えるサービス「KURASHI360(クラシサンロクマル)」の提供を発表した。8月3日より「生活購買データ」「食データ」「自動車データ」の3種類のデータ提供を行う。

サービスは、ドラッグストアや食品スーパーマーケットなどの購買データ(ID-POSデータ)をベースに、複数の統計データを掛けあわせて地域生活者の購買行動や市場分析が行えるもので、地域を郵便番号単位で数値化している。

  • 「KURASHI360」の活用イメージ(同社資料より)

    「KURASHI360」の活用イメージ(同社資料より)

「生活購買データ」では、日用品、化粧品、OTC医薬品などの実購買データから地域に根ざした"洗剤の購入金額"、"ドリンク剤の購入個数"などの購買傾向や市場の分析。「食データ」からは、食品の実購買データと移動データから地域の"外食の傾向"や"好みの食材"など。「自動車データ」では、車種や燃料タイプ(ガソリン、ハイブリッド、EV)、ボディタイプ(セダン、SUV、ミニバン、コンパクトカー)と地域生活における様々な粒度の傾向を分析できるという。

サービスは、それぞれの企業が保有するデータを掛け合わせて提供するカスタマイズにも対応している。同社では、今後更にデータのラインナップを増やしサービスの拡充に努めるという。