新機能に対応する「アップルのヘッドホン」や「新AirPods」の発表も?

新機能の空間オーディオとダイナミック・ヘッドトラッキングは、WWDC 20の開催時点では「AirPods Pro専用」の新機能として発表されました。左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンでサラウンド音声が楽しめる機能は確かに便利で、とても革新的だと思いますが、より一層の没入感はヘッドホン再生でこそ味わえるものです。

特に、映画やドラマは役者のダイアローグもさることながら、迫力の重低音再生が加わることによって音場の安定感と立体感がさらに引き立ってきます。よりパワフルな低音再生が楽しめる、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を載せたヘッドホンでこそ「空間オーディオ」の魅力が際立ってくることはアップルも承知のはず。そう考えると、「アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載するアップル初のヘッドホン」が、空間オーディオの機能がAirPods Proに向けてリリースされるタイミングまでに発表される可能性は十分にあると筆者は考えています。

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これでもまだ、ふたつの新機能が使える製品の数が少なくて寂しい感じがします。筆者は、以前からウワサになっている「第3世代のAirPods」も、空間オーディオとダイナミック・ヘッドトラッキングに対応してくるのではないかと読んでいます。新しいiPhoneの登場に沸く今秋は、アップルのオーディオ新製品の発表・発売ラッシュもあるのではないでしょうか。