大王製紙は、同社の家庭用紙製品の開発・生産を担当しているエリエールプロダクトの国内工場にて、不織布マスクの生産を開始する計画であることを明らかにした。

生産工場は栃木県さくら市の栃木工場とみられ、1ラインで月産1300万枚が生産可能な設備を4月末をめどに導入し、生産を開始するという。

生産開始段階での生産量は月産400万枚を予定しており、感染対策のために大量のマスクを必要としている機関、施設などに優先して供給するとしている。一般消費者向けには、その後の生産量の増加に併せて販売を行う予定で、最終的には7月から月産2600万枚の規模にまで増強することを計画しているという。

  • エリエールプロダクト

    栃木県さくら市のエリエールプロダクトの栃木工場