ルネサス エレクトロニクスは3月12日、同社の無線内蔵16ビットマイコン「RL78/G1H」を用いた1チップサブGHz帯無線ソリューションが、「Wi-SUN FAN」の認証を取得したことを発表した。

今回認証を取得したソリューションは、RL78/G1Hを搭載したテセラ・テクノロジー製の評価ボード「TK-RLG1H+SB2」とWi-SUN FAN通信制御用ソフトウェアスタックで構成されたもので、これを活用することでユーザーはWi-SUN FAN対応機器の開発を容易化することができるようになり、ユーザーが開発する機器の認証取得にかかる期間を約1年ほど短縮することができるようになると同社では説明している。

なお、ルネサスでは、同通信制御用ソフトウェアについて2020年9月までに提供を開始する予定としている。また、今回のソリューションは、同社の32ビットマイコン「RX651」と無線通信LSI「RAA604S00」で構成される2チップソリューションに続くWi-SUN FANの認証取得ソリューションとなる(こちらは2019年に認証取得)という。

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    RL78/G1HをベースとしたWi-SUN FANソリューションのイメージ (提供:ルネサス)