サムスン電子は2月12日、フラッグシップスマートフォンの新製品「Galaxy S20」シリーズを発表しました。ラインナップは、Galaxy S20、Galaxy S20+、Galaxy S20 Ultraの3製品。日本で2019年春~夏にかけ発売した前モデルの「Galaxy S10」「Galaxy S10+」からどう進化したのか、スペックを簡単に比較してみましょう。
Galaxy S10シリーズとGalaxy S20シリーズ
Galaxy S10 | Galaxy S10+ | Galaxy S20 | Galaxy S20+ | |
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初期OS | Android 9.0 | Android 10 | ||
画面サイズ | 6.1インチ(有機EL) | 6.4インチ(有機EL) | 6.2インチ(有機EL) | 6.7インチ(有機EL) |
解像度 | Quad HD+(1,440×3,040) | Quad HD+(1,440×3,200) | ||
CPU | Snapdragon 855 | Spapdragon 865、またはSamsung Exynos 990 | ||
メモリ | 8GB | 12GB(5Gモデル) 8GB(LTEモデル) |
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ストレージ | 128GB | 128GB(5Gモデル) 128GB(LTEモデル) |
128GB または 256GB または 512GB(5Gモデル) 128GB(LTEモデル) |
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外部メモリ | microSDXC (最大512GB) | microSDXC (最大1TB) | ||
インカメラ | 約1,000万画素 | 約1,000万画素 800万画素(深度) |
約1,000万画素 | |
アウトカメラ | 約1,200万画素望遠 約1,200万画素広角 約1,600万画素超広角 |
約6,400万画素望遠 約1,200万画素広角 約1,200万画素超広角 |
約6,400万画素望遠 約1,200万画素広角 約1,200万画素超広角 深度 |
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防水/防塵 | IP68 | |||
セキュリティ | 超音波指紋認証、顔認証 | |||
接続端子 | USB Type-C | |||
通信 | LTE | LTE または 5G(モデルにより異なる) | ||
バッテリー容量 | 約3,300mAh | 約4,000mAh | 約4,000mAh | 約4,500mAh |
本体サイズ(高さ×幅×奥行き) | 149.9×70.4×7.8mm | 158×74×7.8mm | 151.7×69.1×7.9mm | 161.9×73.7×7.8mm |
重さ | 約157g | 約175g | 約163g | 約186g |
S20シリーズの最上位モデル「Galaxy S20 Ultra」と、S10シリーズの最上位モデル「Galaxy S10 5G」は、Galaxy S10 5Gが日本未発売のため下記にまとめました。
Galaxy S20 Ultra
Galaxy S10 5G | Galaxy S20 Ultra | |
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初期OS | Android 9 | Android 10 |
画面サイズ | 6.7インチ(有機EL) | 6.9インチ(有機EL) |
解像度 | Quad HD+(1,440×3,040) | Quad HD+(1,440×3,200) |
CPU | Snapdragon 855 | Snapdragon 865、またはSamsung Exynos 990 |
メモリ | 8GB | 16GB または 12GB |
ストレージ | 256GB または 256GB | 128GB または 256GB または 512GB |
外部メモリ | ― | microSDXC (最大1TB) |
インカメラ | 約1,000万画素 3D深度 |
約4,000万画素 |
アウトカメラ | 約1,200万画素望遠 約1,200万画素広角 約1,600万画素超広角 3D深度 |
約4,800万画素望遠 約1億800万画素広角 約1,200万画素超広角 深度 |
防水 | IP68 | |
セキュリティ | 超音波指紋認証、顔認証 | |
接続端子 | USB Type-C | |
通信 | LTE または 5G | |
バッテリー容量 | 約4,500mAh | 約5,000mAh |
本体サイズ(高さ×幅×奥行き) | 162.6×77.1×7.9mm | 166.9×76.0×8.8mm |
重さ | 約198g | 約220g |
Galaxy S20シリーズは、スペックから見ると、前モデルから「画面が一回り大きくなり」、「(CPUなど)基本性能が向上し」「カメラ機能が大幅に強化された」製品です(一般的に多くのスマホがこういう進化を辿りそうですが……)。
ディスプレイは“AMOLED 2X”(2倍)となり、これまで60Hzだったリフレッシュレートから、最大120Hzリフレッシュレートが選択できるようになりました。カメラ機能の強化は速報「Galaxy S20・S20+・S20 Ultra速攻レビュー」に詳しいですが、S20 Ultraではシャオミ「Mi Note 10」シリーズと同じ1億800万画素センサー(Samsung製)による高解像度撮影や、100倍相当のデジタルズームなどが組み込まれ、S20およびS20+でも、解像度6,400万画素の望遠レンズが新たに搭載されています。
そしてもちろん、第5世代移動通信システム「5G」への対応も大きな特徴の1つ。2020年春に日本でも導入予定の5Gサービスに合わせた国内発表を期待したいところです。