開催中のCES 2020で、米Lenovoが発表したノートPC「ThinkBook Plus」を紹介したい。一見すると普通のパソコンだが、E-ink画面の手書きタブレットや電子書籍リーダーとしても使えるという変わったコンセプトの製品だ。北米市場では2020年3月に1,199ドルで発売するという。

  • 天板がE-Inkディスプレイの「ThinkBook Plus」

    天板がE-Inkディスプレイの「ThinkBook Plus」

  • 主なスペック

Lenovoは今年のCESで、画面をぐにゃっと曲げて折りたためる「ThinkPad X1 Fold」を発表して目立っているが、このThinkBook Plusもなかなか衝撃的なパソコンに仕上がっている。天板に10.8インチのE-Inkディスプレイが組み込まれており、通常時は13.3型のWindowsノート、閉じればE-Inkデバイスという具合に使い分けられる。

使い分けるだけでなく、E-Ink側にPCからカレンダーの予定、インスタントメッセージ、重要な電子メールなどの通知を表示させることもできる。Microsoft OneNoteと同期可能なメモを取ったりもできる。ほかにも、Skypeや、Amazon Alexa for PCに対応するので、PCを閉じたままでもある程度のタスクがこなせるとしている。

  • 天板を開けばモダンなWindowsノートPC

  • 天板を閉じると手書きもしやすいE-inkタブレット

パソコン側の仕様は13.3型フルHDの液晶画面を持つWindows 10ノートPCであり、CPUには第10世代のIntel Core、ストレージはSSD(Intel Optaneメモリ対応)、モダンスタンバイ対応と最新世代のもの。

ちなみに製品コンセプトは真面目で、複数のデバイスを使い分けるミレニアル世代とZ世代のワークロードに対応したマルチタスクマシンだそう。