デルは8月2日、同社史上最小をうたう、13.4型ディスプレイ搭載の2in1 PC「New XPS 13 2-in-1」を発表した。2019年8中旬に販売開始予定で、価格は税別149,980円から。

  • New XPS 13 2-in-1。2019年6月に開催したコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI」で初めてお披露目された。4,096段階の筆圧検知が可能なアクティブペンもオプションで選択できる

デルの「XPS 13 2-in-1」は薄型狭額縁のコンパクトノートPCとして知られるシリーズ。現行モデルの本体サイズはW304×D199×H8~13.7mmだが、この新モデルはW296×D207×H7~13mm。奥行きは8mm伸びたが、幅は8mm狭まり高さも低くなるなど、わずかに小型化が図られている。

一方で、新製品は16:10のアスペクト比に狭額縁のディスプレイを組み合わせ、現行モデルから表示領域を7%拡大。鮮やかな輝度を表現できるDolby Visionや、広色域の90 % DCI P3にも対応した。オプションでは4K UlHD+(3,840×2,400)パネルが選択でき、ブルーライトを削減するEyesafeテクノロジーも搭載した。

内蔵カメラは小型化し、ノイズリダクション機能により、薄暗い照明条件での動画品質を向上させている。このほか、スマートフォンと連携して通知や通話が可能な「Dell Mobile Connect」や、指紋認証センサーも備えた。

プロセッサは、米Intelが8月1日に正式出荷を発表したばかりの第10世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Ice Lake)を採用。また、ワイヤレス通信として最大通信速度9.6Gbpsの次世代規格「Wi-Fi6」(IEEE802.11ax)を搭載する。有線LANは非搭載だ。本体デザインは、アルミ切り出しのダイヤモンドカット仕上げで、内部には新しく設計された通気孔、そしてデュアルファンが内蔵され、冷却にも注力した。

直販では構成のカスタマイズが可能。主な仕様は、CPUが第10世代Intel Core i3 / i5 / i7、メモリが8GB~32GB、ストレージが256GB / 512GB / 1TB M.2 PCIe SSD、ディスプレイが13.4型ワイド(1,920×1,200 / 3,840×2,400)、グラフィックスがIntel UHD Graphics / Intel Iris Plus Graphicsなど。OSはWindows 10 Home / Pro。

インタフェースはThunderbolt3×2(PDとDislpayPort対応)、microSDカードリーダー、ヘッドホン・マイクなど。バッテリ容量は51WHrで、最小構成時の重さは約1.32kg。

  • キーボードやタッチパッドも現行モデルから拡大しているという

  • 本体天板。カラーはプラチナシルバー / ブラックと、プラチナシルバー / アークティックホワイト(英語キーボードのみ)

  • 本体正面