30周年を迎えたdynabookブランドですが、Dynabook株式会社が開催した「dynabook Day 2019」の展示会場では、歴代の名機がズラリ勢ぞろい。その模様をダイジェストで紹介していきましょう。あちらこちらから「これ私も使っていた」「懐かしい」なんて声が。マイナビニュース・デジタルの林編集長も「これで当時、あんな原稿を書いてたなぁ」なんて、遠い目をしながら思い出にふけっていました。
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新旧dynabookシリーズの名機がそろった「dynabook Day 2019」の展示会場
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dynabook。30年の歴史
始まりはT1100から
展示会場にあった最古のPCは、東芝が1985年に欧州・米国向けに発売した世界初のラップトップPC「T1100」でした。モノクロ液晶を搭載、重さは4.1kgと（現在の感覚からすれば）やや大ぶりなモデル。しかし「PCが折りたたんで机の上に置ける」という発想に、当時の人々は度肝を抜かれました。それにしても、このデザインの美しさ！後に続くdynabookシリーズの始祖として、堂々たる風格を感じさせる逸品です。
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世界初のラップトップPC、T1100（1985年）
側面に3.5インチフロッピーディスクドライブを搭載。データを読み書きする駆動音を脳内で再生できる読者諸氏は多いのでは？
このデザインの美しさは、唯一無二のものといえるでしょう
日本国内向けノートPC「DynaBook J-3100 SS001」が発売されたのが1989年6月です。dynabookシリーズは2019年6月に30周年を迎えています。
DynaBook J-3100
会場にはDynaBook J-3100のカタログパンフレットも飾られていました。イメージキャラクターには、1988年にF1デビューしたばかりの日本を代表するレーサー、鈴木亜久里さんを起用。「コンピュータを本のように身近なものにしたかった」というキャッチが目をひきます。A4ファイルサイズ・2.7kg、3.5インチFDD、バックライト液晶ディスプレイ搭載で、本体価格19万8,000円（税別）。
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DynaBook J-3100のカタログパンフレット
「Libretto 20」（1996年）は当時、Windows 95が動く世界最小のモバイルPCとして評判となりました。重さわずか850g。ディスプレイは6.1インチで、TFTカラー液晶を備えています。令和元年の現在でも、充分に人気が出そうな完成度の高いフォルムが素晴らしい。実際、カフェでこれをバックから取り出してカタカタと仕事の続きを始めたら――。クールです（個人の意見です）。
会場のスタッフによると、展示の一番人気（？）はLibretto。足を止めて「懐かしい～」と声に出す来場者がたくさんいました。
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Windows 95が動くLibretto 20
ハイエンドモデル「DynaBook G7」（2003年）は、DVDマルチドライブを搭載しました。DVD-RAM、DVD-R/-RWでDVDメディアを作成可能となっています。この時点でGシリーズは7代目。2019年1月に発表された30周年記念ノートPC「Gシリーズ」の源流を見る思いがしますね。
DynaBook G7（2003年）
ノートPC事業25周年に発表したのが、7インチの2画面タッチパネルを採用したWindowsミニノートPC「Libretto W100」（2010年）。時代の先取り感が半端ありません。例えば、下面のディスプレイにソフトキーボードを表示するノートPCはレノボ・ジャパンの初代Yoga Book（2016年）を思い出しますし、2画面タッチパネルという使い方はLGの最新スマートフォンV50 ThinQ（2019年）を彷彿とさせます。しかし、それらのモデルより遥か以前に発売されたのが、このLibretto W100だったわけです。
Libretto W100（2010年）
このほかにも、教育用タブレットPCとして開発された「CM1」（2010年）や、高性能グラフィックスを搭載した「Qosmio T750」（2011年）など、時代を彩ってきた数々のPCが来場者の目を楽しませていました。
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DynaBook 386
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DynaBook SS 475
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DynaBook SS 3010
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DynaBook SS 2010
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Qosmio G10
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dynabook RX1
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Qosmio G50
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CM1
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dynabook R631
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Qosmio T750
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dynabook KIRA V83
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dynabook T954
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dynaPad S92
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dynabook R82
