江崎グリコは3月28日、ポッキーを使ってプログラミングを小学校低学年からも親しみながら学習できるスマートフォン・アプリ「GLICODE」を改修し、授業用コンテンツを追加するとともに、教員向けの学習指導案などを作成して学校教育での活用に向けたサービスを開始したと発表した。

「GLICODE」では、キャラクターをゴールに向けてナビゲートするというシンプルなゲームをベースとして、ルールに従ってお菓子を並べることでキャラクターの動きをプログラミングする。

これにより、「SEQUENCE(順番に実行)」「LOOP(繰り返し)」「IF(場合分け)」「RANDOM(ランダム)」などのプログラミングで必要とされる基礎的な考え方を、一通り学ぶことができる。

  • スマイルグリコのキャラクター「ハグハグ」をゴールまで導く

  • 「SEQUENCE(順番に実行)」「LOOP(繰り返し)」「IF(場合分け)」の動き

同アプリは既に国内で20校以上の課外授業に活用されているが、今回、千葉県・柏市立大津ケ丘第一小学校、東京都・墨田区立業平小学校、長野県・箕輪町立中部小学校の義務教育課程(総合的な学習、算数)でも導入された。

2020年のプログラミング教育必修化に向けて、全国の小学校の先生が簡単にプログラミングの授業を実施できるよう、Webサイトに学習指導案を掲載するほか、小学校の授業で使用できる学習用ポッキーセットも先着で配布する。