林編集長は別記事で、HPのデザイン部門のグローバル責任者であるステイシー・ウルフ氏にインタビューしており、詳しい開発話なども聞いています。

  • HP Spectre Folio 13

    スーツ姿で手に持ったところ。ブラウン系のスーツでなくても違和感ないです

林:さっそくですが、実際に触ってみてどうでした?

諸山:ファッションってこういうことだなと感じました!

林:もう少し分かりやすく……。

諸山:たとえば、服のような感じです。服って、行く場所とか会う人によって何を着るか変えるじゃないですか。このPCもそうなんです。

性能面や機能面ではどこにでも持っていけるんですが、ファッションとして見るとそうじゃない。どこで使うのか、何に使うのか、どんな服装で使うのかで、合う合わないが分かれるんです。

最初に見たとき、これは「使う人を選ぶ製品だ」と感じたんですが、使ってみて人ではなくシーンだと気づきました。「シーンを選ぶ製品だ」と印象を改めました。ただ極端なわけではなく、服でいうとセミフォーマルくらいだと思います。ラフな服装でHP Spectre Folio 13を使っていて、似合っていると言ってもらうのはハードルが高そうな気もします。

林:なるほどー。普段着よりはスーツで使っているほうが、絵になりそうですね。

  • HP Spectre Folio 13

    普通に使うときはノートブックモード。遠目には、ちょっと変わった本体カラーの一般的なPCに見えます

  • HP Spectre Folio 13

    液晶を閉じると、既存のノートPCのイメージからだいぶ離れませんか?

諸山:高級な万年筆と似ているかもしれません。ビジネスの現場では広く使えても、遊びの場に持ち出そうとすると、場合によっては場違い感が出ちゃう。使い勝手が悪いという意味ではなく、似合う似合わないが出る、だからファッションが近いんではないかと。

林:珍しくいいこと言いますね。

  • HP Spectre Folio 13

    閉じたところを正面から

  • HP Spectre Folio 13
  • HP Spectre Folio 13
  • 左側面。USB Type-Cポートが1つ

  • HP Spectre Folio 13
  • HP Spectre Folio 13
  • 右側面。USB Type-Cポートが2つ。外装の本革は、折り曲げを繰り返しても傷みにくいように加工しています

諸山:革の加工は細かなところまで凝ってます。ステッチの入っている場所もあって、とてもファッショナブルです。

林:コバと呼ばれる革の端の断面は、曲げたり伸ばしたりを繰り返しても傷みにくいように、革職人が手塗りで補強しているそうですよ。

諸山:革の表面は、メンテナンスしやすくて経年変化もしにくいクロムなめしですね。ロゴもさり気なく押されていて、下手に金箔などを使っていないところが渋くてよいです。

  • HP Spectre Folio 13

    革の表面は温かみのある色合いと手触りのよさが何ともいえません。背面にちょっとだけ入っているステッチがオシャレ