メガネショップJINSが展開する会員制ワークスペース「Think Lab」にて、『ストリートファイターVアーケードエディション』を使った5on5勝ち抜きトーナメント形式の大会「第8回TOPANGAチャリティーカップ」が開催された。本大会への参加費は、1人2000円、1チーム1万円だが、「チャリティーカップ」という名の通り、すべて日本赤十字社・東京都支部へ寄付される。

会場はメガネショップJINSが展開する会員制ワークスペース「Think Lab」。“世界一集中できる場"を目指したスペースということもあり、集中力を高める提案が数多く用意されている。eスポーツとの関わり合いも深く、プロゲーミングチーム「SunSister」を支援し、練習スペースを提供している

大会は5人で1チームのチーム対抗戦。5人集めてチームとして参加するだけでなく、1人でも、5人に満たないチームでも参加可能だ。その場合、斡旋によって急造チームが結成される。

今回参加したチーム数は180以上。優勝を目指しているチーム、チャリティーイベントへの参加が目的のチーム、ゲームイベントを楽しむチーム、有名選手に会いに来たチームなど、目的はさまざまだ。なかには、先日行われた「カプコンカップ 2018」のファイナリストなど、トッププロも参加しており、イベントとしてはファンミーティング的な意味合いもあるだろう。

特にトッププロ選手にとっては、1年間を通して世界各国で大会が行われるカプコンプロツアーと、その締めであるカプコンカップが終了した後のイベントということもあり、勝負というよりも仲間と集まって楽しむ印象が強い。喩えるなら、フィギュアスケートのグランプリファイナルが終了した後のエキシビションのような感じだ。

「カプコンカップ 2018」チャンピオンのガチくん選手(写真左)、だいこく選手(写真中)、もけ選手(写真右)
「父ノ背中」所属の女性プロゲーマー はつめ選手
eスポーツチーム「Fudoh」のハイタニ選手
「FAVゲーミング」のsako選手
「AtlasBear」のストーム久保選手
ランキング世界1位のtrashbox選手
ゴールデンボンバーの歌広場淳さんも、ケンを使用して参加。かなりの腕前で、周囲を驚かせていた
「TOPANGA」のマゴ選手

筆者参戦! プロ選手と拳を交える

筆者もPC Watch編集長が主催する「IeC(インプレスeスポーツ部)」のメンバーとして参加。初戦はいくつかのグループに分かれ、3チームによる三つ巴戦を争った。

グループで1位抜けしたチームが決勝トーナメントに進出するのだが、IeCがいるグループCは、『ストリートファイターIV』で腕を鳴らした有名プレイヤーが揃う「クソミドリディストラクション」と、主催者参加の2チームのうちの1チームであり、プロ選手ボンちゃん率いる「勝ちたがりチーム」が集まる激戦区。もはや、対戦の組み合わせを見た瞬間に、記念参加と化したが、どのみち勝ち抜けるほどの実力のあるチームではないので、プロと対戦できる機会を得ただけ、運がよかったとも言える。

初戦のクソミドリディストラクション戦は、先鋒に5タテを喰らい、為す術もなく敗退。2戦目はプロ選手のマゴ選手と有名プレイヤーミッセ選手の2人を破る快挙を見せたものの、2戦連敗で終了した。

初戦の対戦相手のクソミドリディストラクション。ミカ選手のブランカに5タテを喰らってしまった
ボンちゃん選手、マゴ選手、ネモ選手、ジョビン選手、ミッセ選手とプロがずらりと並んだ「勝ちたがりチーム」
マゴ選手と対戦する筆者。プロとの対戦は本当に良い記念になった
チームメンバーのテクニカルライターの西川善司氏。ミッセ選手を破り、ボンちゃん選手と対戦した

また、動画配信が行われていた部屋には、自由にプレイできる野試合用の対戦台が複数用意されており、これから対戦をするチームの練習や、すでに敗退した選手による野試合などが行われていた。

ここでもさまざまな選手と対戦できるチャンスがあり、かく言う筆者も、オンラインランキング1位のプロ、trashbox選手と対戦することができた。このように、有名プレイヤーと手合わせしたり、近くでプロ選手のプレイを目の当たりにできたりすることも、TOPANGAチャリティーカップの醍醐味と言えるだろう。

練習用、野試合用の対戦台が多数用意されており、試合前後の時間も有意義に過ごすことができる
別室には献血ルームも。試合を終えた選手の多くが献血に参加していた。歌広場さんも呼びかけでサポート

sako選手圧巻の5連勝でTOPANGAが優勝

トーナメントの決勝には、主催者チームの1つで、ときど選手やsako選手が参加している「TOPANGA」と、若手プロ選手のジョン竹内選手や実力者のパウエル選手率いる「GOLDEN DRAGON」の2チームが勝ち残った。

GOLDEN DRAGONは、この日絶好調のパウエル選手の活躍が光っていたが、それ以上に好調だったのがTOPANGAのsako選手。GOLDEN DRAGONの先鋒のぐち選手のガイルが、TOPANGAすなお選手のかりんに勝利するものの、TOPANGAの次鋒、sako選手が貫禄の勝利で敵を討ち、そのままジョン竹内選手(ラシード)、パウエル選手(キャミィ)、ゆずぽんず選手(ベガ)、クラッシャー選手(バーディ)を倒して、怒濤の5連勝で優勝を決めた。

優勝したTOPANGAチーム
締めの挨拶をするTOPANGA代表の豊田風佑氏
参加費以外にも数多くの募金が寄せられた

今回のイベントでは参加費だけでも200万円近い金額が集まった。同時に開催した献血も多くの人が参加し、チャリティーイベントとして大成功を収めたと言えるだろう。参加者の多くは、寄付をしたというよりは単純にチーム対抗戦を楽しんでいる趣もあり、運営も参加者も、日本赤十字社もThink Labも誰もが満足し、幸せになったチャリティーイベントだったのではないだろうか。

(岡安学)